車は、購入するとき以上に維持費が高いものです。車を購入したあとから、初めてわかるコストもあります。そこで、いかに車の維持費を安く抑えるかについて考えてみましょう。維持費は購入費とちがい、その車に乗っている間じゅう、ずっと発生するものです。節約できれば、ずいぶんと楽になりますね。
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自動車保険料のコストカット
車の維持費のうち、高額になるのは自動車関係の税金と自動車保険料です。税金は車の排気量などによって決まっていますので、コストカットできる部分はありません。あえてできるなら、乗用車を買うつもりでいたのを軽自動車に変えるくらいでしょう。
あるいは、自動車保険料の費用を低くするのが、効果的です。自動車保険料の補償内容をよく見ていくと、任意保険の費用の大部分を占めているのが車両保険であることに気が付きます。ということは、車両保険の補償内容に制限をかけたり、いっそ車両保険そのものをカットしたりすると、自動車保険料は大きくプライスダウンするのです。
とはいえ、車両保険のカットは車の修理時の自己負担が大きすぎると言うデメリットがあります。これを回避するためには、最初から状態がいい中古車を買い、故障したり事故にあったりした場合は、いさぎよく修理をあきらめて買い替えるなどと、方針を決めておくといいでしょう。
軽自動車を買って、税金のコストカット
次に、あらかじめ自動車重量税の安い軽自動車を選ぶこと。毎年納税しなくてはならない自動車重量税は、車の重量を基準にして計算される税金です。
かかる税金は、軽自動車なら年間で約1万円程度、乗用車なら２～2.5万円ほどです。この税金は車検時にまとめて支払いますので、支払いの負担はかなり大きいですね。
軽自動車なら3万円のものが、乗用車だと6～7.5万円になってしまうのです。税金は大きなコストですから、先々を見越して、初めから維持費の安い車を購入することも大事です。
クレカ一体型のETCカードでコストカット
高速道路の利用が多いなら、クレジットカード一体型のETCカード利用でコストカットするのもおすすめ。高速道路の料金は意外と大きな車の維持費です。
広く一般に普及してきたECTは、最大で約30％もの値引きがあり、しかも車をとめずに高速道路のゲートを通過できると言う便利なシステムです。ETCは利用するだけで値引きが受けられますし、利用頻度が高くなればなるほどさらに値引き率が良くなります。
また移動距離も長くなるほどお得です。ETCカードにはクレジット機能なしのカードと、クレジットカードと一緒に作るカードがあります。クレカは要らないんだけどなという人でも、使用しなければいいわけですから、クレカと一緒に作るのがおすすめです。
このように、車のコストは保険料の見直し・軽自動車のチョイス・ETCカードの利用が大事なポイント。購入前に計算してから、車種を決めましょう。