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優れた性能や特徴がありながら売れなかった!スペックの高い国産車7選

スペックの高い国産車7選

車好きからは高評価だったのに、なぜか販売には結びつかなかった――。今回はそんな「スペックは良いのに売れなかった国産車」を7台ご紹介します。優れた性能や特徴がありながら、市場とのズレや戦略ミスによって消えていったモデルたち。見れば見るほど、惜しすぎるクルマばかりです!


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① ホンダ CR-Z

スポーツとエコの両立を目指したCR-Zは、ホンダらしいチャレンジ精神が詰まったハイブリッドスポーツカー。6速MTが選べる環境対応車という個性で注目されました。しかし実際には燃費性能はプリウスに負け、スポーツ性ではシビックタイプRに及ばず…という中間的な立ち位置が評価を難しくしてしまいました。2+2の実用性の低さもユーザーを選び、販売面では苦戦しました。


② スバル R1

コンパクトカーの名手スバルが送り出した、究極の“1人用”軽。オシャレで質感の高い軽自動車を求める層には刺さったが、価格が高めで実用性が乏しいことから、ファミリー層や実用車需要からは外れてしまいました。軽自動車=安くて便利という常識に逆行していたのが敗因とも言えます。愛されたが、量産にはつながらなかった孤高の一台。


③ マツダ アテンザ(3代目 GJ系)

マツダのフラッグシップセダンとして登場した3代目アテンザは、走行性能・燃費・内装すべてにおいて非常に高い完成度を誇りました。特にディーゼルモデルは力強い走りと高燃費を両立し、欧州車にも引けを取らない出来。しかし、日本国内ではセダン人気が低迷していた時期に重なり、SUVブームの影響も大。価格設定もプレミアム寄りとなり、大衆層にとっては手が届きにくい存在となってしまいました。


④ 日産 ティアナ(3代目 L33系)

北米でヒットした「アルティマ」をベースに日本市場へ投入された3代目ティアナ。居住性や静粛性に優れ、ラグジュアリーセダンとしての完成度は高く、後席に乗る人の快適性まで追求された点も特筆モノ。ただ、走りに刺激がない・デザインが無難・ミニバンやSUV全盛という時代の流れに乗り切れず…。ファンはいたものの、大きな成功には至りませんでした。


⑤ トヨタ ウィル ヴイアイ(WiLL Vi)

トヨタと他業種の共同プロジェクト「WiLL」から登場した個性派コンパクトカー。最大の特徴はそのユニークな見た目。曲線を活かしたレトロなボディは話題になったものの、「奇抜すぎて乗りづらい」という声も多く、購買層が限られました。また中身はヴィッツとほぼ同等でありながら、価格はやや高めという点も売れなかった要因に。デザイン特化の難しさを象徴する一台です。「WiLL Vi」は「ウィル ブイアイ」と読みます。


⑥ 三菱 デボネアV(Y30系)

デボネアVは1986年に登場した三菱のフラッグシップセダン。大型ボディと後輪駆動で、トヨタ・クラウンの対抗馬として送り出されました。内外装の質感は高く、V6エンジン搭載による静粛性も秀逸でしたが、当時の三菱は高級車のブランドイメージが薄く、「高い三菱車はちょっと…」という消費者心理に苦しみました。販売網やアフターケア面でもトヨタに遅れを取り、結果的に“知られざる高級車”のまま終了。


⑦ 日産 スカイラインクロスオーバー(J50系)

日産が海外ブランド「インフィニティEX」をベースに国内投入したスカイラインクロスオーバーは、ラグジュアリーとスポーツ性能を融合した高級SUV。3.7L V6エンジンとFRベースの走りはSUVとしては異色の存在でしたが、「スカイライン=スポーツセダン」というイメージとの乖離、SUVとしては車体が低すぎる・狭いといった声も。価格も高めだったため、ユーザーに刺さるポイントが曖昧になってしまい、ヒットには至りませんでした。


まとめ:なぜ「売れなかった」のか?

今回紹介した7台はいずれも個性やスペックに優れた車種でしたが、「時代のニーズ」や「市場トレンド」とのズレ、あるいは「ブランドイメージ」とのギャップが要因で成功に結びつきませんでした。

ただし、どの車も今見返せば非常に面白く、魅力的なクルマばかり。中古市場では“知る人ぞ知る名車”として注目されるケースも少なくありません。スペックだけでは語れない“売れるクルマの難しさ”がよく分かる好例とも言えるかもしれません。

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