先日ジムニーJA12を買ってみました。↓
購入前からクラッチが故障していたのでまずは修理するところからはじめます。
「クラッチの故障」はいわゆる「クラッチが滑っている」状態なので、クラッチのオーバーホールが必要です。
この記事では、使用したクラッチのコト、クラッチ交換の手順について紹介しています。参考にして頂けると嬉しいです^^
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クラッチが滑るとは
「クラッチが滑る」という症状とは、クラッチ操作の際に「ギアが入りにくい」「エンジンの回転数が異常に上がる」といったことが起こるコトです。
原因は、クラッチディスクが摩耗している(擦り減っている)こと、クラッチカバーやスプリングが劣化してしまっていることが考えられます。
クラッチが滑っている場合、シフトアップの際、「速度が上がらないのにエンジンが吹け上がる」症状が出てしまいます。
最後はアクセルを踏んでも回転数が上がるだけで、アクセルを踏んでも走ることができなくなってしまうんです。なので、少しでも症状が出てきたら、走れなくなってしまう前に交換しておくと安心ですね。
クラッチ3点セットは純正同等品を購入
今回はクラッチ3点セットを購入しました。
クラッチ3点セットの購入なら、下記2点で検討される方が多いのかなと思いますので、2つ載せています。
AISIN(アイシン)製は純正採用品です。
https://a.r10.to/hb1fx5
EXEDY(エクセディ) クラッチ 3点セットは純正同等品です。
https://a.r10.to/hbljFi
EXEDYは「純正同等品」として、みんカラでも評判は悪くなかったので、今回はこちらを使いたいと思います。
AISIN製のモノとは、2500円程度違ってきます。
何かあってからでは心配という方…絶対後悔したくないと思う方は、AISIN製を選択しておくと良いのかなと思います。
僕の場合は、試してみたかったので、安価なEXEDY製を選択しました。
JA12Wのクラッチを交換しました
作業される際は自己責任でお願いいたします。
それではクラッチ交換をしていきます。
【1】シフトレバーを外す
はじめにシフトレバーを外します。フロアカーペット下にボルト4本でボディーと固定されています。トランスミッションをニュートラルにしてボルトを外してレバーを引き抜きます。
【2】プロペラシャフトを外す
次にプロペラシャフトを外します。フロントデフとトランスファーの間のプロペラシャフトのボルトを抜いて行きます。
【3】プロペラシャフト(TM-TF間)を外す
もう1本のプロペラシャフトを外します。こちらはミッションとトランスファーの間のプロペラシャフトです。はずす際にオイルがたれてくる可能性がありますので注意してください。
【4】インタークーラーを外す
続いてボンネット側に移動し、インタークーラーを外してください。
外した状態からトランスミッションのボルトを緩めます。この際にバックスイッチのカプラーも一緒に外しておきましょう。
トランスミッションとエンジンを繋いでるボルトは14ミリです。こちらを上から2本外しておきましょう。
【追加】トランスミッションオイルの交換
さらにトランスミッションオイルを抜きます。(必須項目ではありません)10ミリ角のボルトが使われているので専用工具を使わないと基本的には外せません。
今回は10ミリ角のドレンプラグソケットで一撃緩めでその後に8分の3のラチェットで緩めています。
専用工具を使わないとボルトの穴を舐める可能性がありますので十分に気をつけて作業してください。
【5】セルモーターを外す
続いてボンネット側に再度移動し、セルモーターを外しておきます。
【6】クラッチハウジングカバーを外す
薄い三日月みたいな形をしたのはクラッチハウジングカバーを外しておきましょう。こちらは10ミリボルトを2本外します。
【7】トランスミッションのボルト&ナットを外す
続いて下からトランスミッションのボルトとナット外します。14ミリのボルトナットが下に2本あるので外します。
【8】ミッションマウントを外す
ボルトを外したらミッションマウントを外します。
【9】クラッチワイヤーを外す
クラッチワイヤーも外しておきましょう。
【10】トランスミッションガードを外す
トランスミッションガード(バー)を外します。これでトランスミッション外すことができますので下に潜ってトランスミッションをキャッチしてください。
今回はリフトを使っていないのでトランスミッションを引きずり出しました。
【11】クラッチを外す
エンジンブロックのネジ穴にボルトを固定しそこにボルト等をかませフライホイールをロックさせクラッチカバーと、フライホイールのボルトを緩めます。
これでクラッチが外れます。
ここからは折り返しです。やるコトはここまで外した手順の逆の手順でつけていければ問題は無いはずです。
【12】クラッチを交換
クラッチを取り付けていきますが、クラッチをつける際にはクラッチやライニングツールと言うクラッチの芯を出す道具が必要です。
芯出しをしないとトランスミッションがしっかりとセットできなので必ず芯出ししておきましょう。
使用の際には取り扱い説明書をよく読んで、使い方を確認してください。
最後にバッテリーの端子をつなげて完了。
作業する際は必ずバッテリー端子を外しておきましょう。