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【最新】軽自動車とコンパクトカー維持費は変わらない!維持費の落とし穴がヤバい?

軽自動車とコンパクトカー維持費は変わらない!

「維持費が安い車は?」と聞かれたらほとんどの方が「軽自動車」と答えるのだと思います。

間違いではありませんが、実は大正解ではありません。

最近では「軽自動車」と「コンパクトカー(1000cc)」で維持費を比較してもほとんど差がないのです。

維持費の気になるところでは「自動車税」がありますが、軽自動車では「7200円(平成27年4月より古い軽の場合)」、コンパクトカーでは「29500円」この差は「22300円」です。これはやはりコンパクトカーの方が高いです。でもその差はたったの2万円。月にすれば1858円。

さらに燃費。販売されている車の数字だけ見ていると軽自動車の方が燃費は優れているように見える印象。

ですが、高速道路の走行や、4人乗車の条件での利用が多い場合、パワーのない軽自動車は思っているような燃費はまず出ません。むしろ、コンパクトカーの方がパワーがあることで余裕のある走りができるため燃費が良くなってしまいます。

今回はこちらでは、軽自動車とコンパクトカー(1000cc)の維持費をしっかりと比較していきます。条件は100人いれば100通りあるためすべての条件を網羅できませんが、参考に出来そうなところだけ見て頂くだけでも、今後車購入・乗り換えのお役に立てるのかなと思います。

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法定費用

車の所有者が必ず納めなくてはいけない税金です。ディーラー・中古車販売店・買取店どこで購入する場合でも金額に変わりはありません。

軽自動車が必ず支払う法定費用は、年23440円。コンパクトカーなら年51040円です。

法定費用 軽自動車 コンパクトカー
自動車税 7200
(毎年)
29500
(毎年)
自動車重量税
2年
6600
(3300)
(1年)
16400
(8200)
(1年)
自賠責保険
25か月
25880
(12940)
(1年)
26680
(13340)
(1年)
費用合計(年) 23440円 51040円

車両本体価格

車両本体価格(軽) N-Box スペーシア ムーヴ
(万円) 138.6 133.4 117.7
(万円) 169.9 146.9
1台当たり価格 ①141.3

『本体価格(軽)』の表には、軽自動車の売り上げランキングの1位「ホンダN-Box」、2位「スズキスペーシア」、3位「ダイハツムーヴ」の中で下位グレードから全5つ(安いモデル5つ)を調べ、その平均価格を「軽自動車1台あたりの価格(①141.3万円)」として掲載しています。

ちなみに、N-Boxの169.9万円は、売れ筋モデルである「N-Box カスタム」の下位グレードの価格です。高いように感じると思いますが、よく見かけるモデルなので入れています。

本体価格(コ) ヴィッツ パッソ スイフト
(万円) 118.2 117.7 134.3
(万円) 132.5 124.2
1台当たり価格 ②125.3

軽同様にして、コンパクトカーの売り上げランキングの4位「トヨタヴィッツ」、7位「トヨタパッソ」、10位「スズキスイフト」ので下位グレード5つの車両本体価格を調べ、その平均価格を「コンパクトカー1台あたりの価格(②125.3万円)」として掲載しています。

コンパクトカーは、軽自動車のランキングのように、1位~3位としなかった理由は、今回軽自動車と比較するにあたって、出来るだけ安いモデルで比較したかったため1000ccモデルのある車種を選んだため順位がバラバラとなっています。それでもランキングトップテン入りしている車種での比較になっているので参考にしやすいのかなと考えています。

本体価格(上記参照) コンパクトカー 中古コンパクト
本体価格(万円) ①141.3 ②125.3 60.0
5年払い

月23550
年282600
月20883
年250600
月10000
年120000
3年払い

月36388
年436666
月34805
年417666
月16666
年200000
5年払い

基準値
年282600 年250600 年120000

本体価格を5年払いでローンを組んだ時の年間支払いを算出しています。条件はすべて同じとしているため、ローン計算に金利は含めていません。

表を見て頂ければ、一目瞭然ですが、軽自動車はコンパクトカーよりも年間で32000円高くなっています。これにより、軽自動車とコンパクトカーの自動車税の差額「22300円」は、維持費のデメリットではなくなります。

この「本体価格の支払い」をあやふやにしていると、軽自動車とコンパクトカーの維持費の逆転が簡単に起きてしまうのです。

なのではじめに『維持費が安い車は、軽自動車が大正解ではない』とお伝えした理由はここにあるんです。

このことをしっかりと理解していないと「軽自動車を買えば維持費が安い」と考えてしまって、好きなモデルを選び、結果としてコンパクトカーよりも維持費が高くなっている方は非常に多いです。

ガソリン代

ガソリン代(燃費)を気にされている方も多いと思いますので、上で紹介した車種の燃費について算出していますので、参考にしてください。

軽自動車もコンパクトカーも燃費が良いように見えると思いますが、これはカタログ値となります。条件は同等での計算式となっているため、カタログ値のままガソリン代を計算しました。ご了承ください。

どちらも年間で5000kmを走行したと想定して計算しています。軽自動車は年間23031円。コンパクトカーは、年間27945円のガソリン代が必要です。

燃費(軽) N-Box スペーシア ムーヴ
(JC08) 27.0km/L 30.0km/L 31.0km/L
(JC08平均値) 29.3km/L
ガソリン代(135円) 23031円
燃費(コ) ヴィッツ パッソ スイフト
(JC08) 21.6km/L 28.0km/L 22.8km/L
(JC08平均値) 24.1km/L
ガソリン代
(135円)
27945円

任意保険料

任意保険料については、限定的な条件を付けて算出しています。燃費などのように多くの方に該当しませんのでご了承ください。

任意保険料条件
条件は、ブルー免許・地域東京・年齢30才・日常レジャー使用・年5000~10000km走行・660cc以下または、1000~1500cc以下としています。

軽自動車の年間保険料が53075円。コンパクトカーが年68885円です。

【結論】維持費合計

それでは実際に維持費合計はいくらになるのか?表をご確認ください。

軽自動車の場合、年間維持費は382146円。コンパクトカーは年間398470円。中古のコンパクトカーの場合は軽自動車よりも114276円安い、267870円となっています。

表を見ていただくと明らかですが、「維持費のほとんどを占めているのが本体価格」です。

【維持費】 コンパクトカー 中古コンパクト
法定費用
(年)
23440 51040 51040
本体価格
(5年払)
年282600 年250600 年120000
ガソリン
(年5000km)
23031 27945 27945
任意保険
(条件同)
53075 68885 68885
年間維持費
(月)
382146円
(31845)
398470円
(33205)
267870円
(22322)

維持費まとめ

最終的には軽自動車とコンパクトカーの車検代、備品、メンテナンス代、燃料代を加えた年間維持費の差が、年々縮まってきているのが現状です。

ここまで軽&コンパクトカーの維持費について読んで頂いたことで、維持費を考える上でイチバン大事なことは、車に対していくら使っているのか?本体価格を含めた「総額」だということがわかって頂けたのではないでしょうか?

言われれば当たり前のような気がしますが、お伝えしているように「軽自動車を買えば維持費は安い」と考えている方が多いのが現状です。

例えば、本体価格1000万円の軽自動車があれば、誰でも「それ高すぎでしょ(維持できない)」とすぐに分かることだと思いますが、コレが200万円の軽自動車と、150万円のコンパクトカーを比べたときに、この50万円の差を1000万円の時のように「価格が高い」と感じなくなってしまうところに、維持費の落とし穴があります。

この50万円の差額が、(5年ローンとした場合)月に8333円違ってきます。月々に約8000円違うのはかなり大きいですよね?(実際にはここに利子が付きますのでもう少し高くなります。)

この差額をしっかりと理解したうえで200万円の軽を購入しているのでしたら全く問題ありませんが、もし「車の維持費を少しでもおさえたい」と考えている人であれば、しっかりと考え予算を決めてから購入の候補車を選ぶ必要があります。

よく「スマホ代が毎月高いんだよね(月8000円~1万円)」と言いながら、200万円以上の車をポンと簡単に購入している人が僕の周りには何人もいますが、車の維持費についてしっかりと理解することで、月々のスマホ代を気にすることもなくなるのです。(スマホ代も安く出来ればイチバン良いですが。)

でもここまで読んで頂いたあなたは、この維持費の落とし穴に落ちることはありません。

今回のように具体的な数字をしっかりと出してみて、少しでも維持費をおさえることはできないのか?と考えてみてください。

この記事が維持費削減のお役に立てましたら嬉しいです。

 

軽の自動車税は2015年増税

修繕費や車検代、備品、メンテナンス代、燃料代を加えた年間維持費は、軽自動車なら約30万円、普通自動車なら約38万円が目安です。あれっ、意外と軽自動車も高いと思うでしょうが、これにはわけがあります。長いあいだ優遇されてきた軽自動車の自動車税が、2015年4月に増税されたからです。

注目すべきは、その増税額。それまでは自家用の軽自動車の自動車税は7200円でした。ところが増税後には1万800円に値上がりしました。差額で言うと3000円です。たかが3000円と思うかもしれませんが、もとの自動車税と比較すれば、なんと1.5倍も増額したことになります。

自動車税は毎年4月1日時点での車の所有者に対してかかってくる税金ですから、軽自動車を所有している限りは延々と払い続けなくてはならない金額です。単純に計算しても、10年間乗り続けたとしてもとの税率なら10年間・7万2000円だったものが、増税後は10年間・10万800円になるのです。差額は3万6000円。こうやってみると、決して馬鹿にできない増税率なのです。

 

13年超の軽中古車に課税

13年超の軽中古車は、自動車重量税が課税される

ただし、この増税は2015年4月以降に新車で購入した軽自動車が対象です。それ以前に購入した軽自動車はもとの7200円のままですし、2015年4月以降に購入した軽自動車でも中古車なら7200円のままです。現状で中古車や古い軽自動車に乗っている人は、あまり気にする必要はありません。

とはいえ、ここにも落とし穴があります。実は2016年4月以降は、軽自動車でも新車登録から13年が経過した中古車は自動車重量税が課税されるように変わりました。軽自動車はこれまで自動車重量税がかからなかったので、新車登録から13年が過ぎた車を所有し続けていると支払うべき税金が上がる結果となります。

それでも年間に支払う金額で比較すれば、普通乗用車よりは軽自動車の維持費は安いのですが、以前ほど圧倒的に軽自動車が安いとは言えない状況であることに変わりありません。

 

軽のお得感は薄くなった?

軽自動車はコスパ良好・普通乗用車は走行性が良好

次第にお得感が薄くなりつつある軽自動車。そこで軽自動車のメリットと普通乗用車のメリットを最後に比べてみましょう。

軽自動車のメリット
1.支払うべき税金の合計額が安い
2.タイヤなどの消耗品代・オイル交換などのメンテナンス代が安く、燃費が良い
3.リセール時に高く売れる
普通乗用車のメリット
1.定員が多く、広々と乗れる
2.走行性が高くて、長距離や高速道路でのドライブに向いている
3.万一の事故のとき、耐衝撃性が高い

 

こうやって見てみると、コスパ的にはやはり軽自動車が良好なのですが、安全性や快適性、走行性の面では普通乗用車に軍配が上がります。軽自動車の小回りの良さや乗りやすさは、街中で近距離を走る時には強い傾向。いっぽうで、長距離や高速道路での走行時には安全性の高さや快適性では確実に物足りない部分があるのです。

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