車のタイヤは消耗品ですから、いずれ交換をしなくてはいけません。しかし、交換のたびにタイヤの購入代金と工賃がかかるのが痛い…。車の買い替えなどで、まだすり減っていないタイヤが手元にあった場合、他の車種に流用できるものでしょうか。ホイールサイズ(インチ)などが合えば使えるモノなのか、どうなっているのでしょうか。
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軽自動車でホイールサイズ同じなら、他車種でも使える
軽自動車のホイールサイズは全車種に共通のものなのか。軽自動車のアルミホイールは4穴のPCD100ミリもしくは110ミリ、14インチが主流です。
そのため同じサイズのホイールを使っている軽自動車どうしなら、他メーカーの車にアルミホイールとタイヤを乗せ換えることが可能なことがあります。それほど大変な取り付け工事をしなくても、他の車種に流用できるのが軽自動車どうしの利点です。
ただ、軽自動車のアルミホイールを普通自動車に乗せ換えようと思うと大変です。軽自動車のホイールサイズは14インチが基本ですが12~15インチまでと幅があり、普通自動車のホイールサイズは16インチ以上が基本です。また軽と普通車のホイールでは、リム幅も違いますから、ホイールやタイヤを流用することはとても難しいとされています。
同サイズの軽自動車用タイヤを流用する注意点
それなら、軽自動車どうしはどんなタイヤでも流用できるのか、というと、タイヤの状態そのものが問題になってきます。たとえばタイヤの溝の深さです。
一般的に車は5千キロ走るとタイヤが1ミリ摩耗すると言われています。そのため、走行距離が約2万5千キロになるとタイヤの溝は5ミリほど摩耗する計算になり、溝の深さは残り3ミリくらい。こうなると、そろそろタイヤ交換を考えたほうがいいタイミングになります。
流用できるタイヤの条件は?
タイヤの交換時期は、一般的に4~5年だと言われています。安心して使用できるタイヤは、以下の三つの目安で判断できます。
1.ひび割れがない
2.走行距離が少ない
3.製造年数からあまり経過していない
車の修理や部品交換については整備工場やディーラーまかせという方が多いでしょうが、タイヤ交換の時期はこの三つのポイントをチェックすれば自分でもわかります。
この三つのポイントのうち、タイヤのひび割れは、発見したらすぐにタイヤ交換の時期だと思いましょう。とくにタイヤ側面のひび割れは、放置して走行していると、タイヤが破損して大事故につながる恐れもあります。見つけたら、ただちにタイヤ交換をするのがおすすめです。
すり減っていない軽自動車のタイヤは、流用できる?
結論から言えば、すり減っていない軽自動車のタイヤは、サイズが合えば他の車種に流用することが可能です。その場合は必ずタイヤの状態をチェックして、安心して使えるかどうかを判断しましょう。
十分な溝の深さが残っていてもひび割れを起こしているものがありますし、保管状況によってはゴムの劣化が進んでいることもあります。手持ちのタイヤのコンディションをよく見て、賢く流用するといいですね。