エンジンオイル交換は車の整備にとって重要な作業です。それでもエンジンオイルの交換ってけっこう自分でできるものなんですよね。
なので、消費者が自分で交換することを想定しているので、エンジンオイルはホームセンターでも販売してるわけです。
実際、慣れれば10分程度で終わる作業です。でも、今までやったことない人にとってはなかなか難しく感じるかもしれません。
そこで、この記事ではエンジンオイルの交換の手順、ポイントを解説していきたいと思います。普段、オイル交換は車の整備屋さんにお願いしているけど自分でやってみたかったという方は是非チェックしてみてください。
オイル交換に必要なモノ
エンジンオイル交換委特別な器具はあまりいりません。
必要なものは手袋、廃油処理箱、ジャッキ、レンチ、ウエス、パーツクリーナーくらいのものです。エンジンオイルの一般的なサイズは4リットルです。
ただ、車種によっては4リットルでは足りない場合もありますので、事前に確認しましょう。また、オイルフィルター交換の際にも必要なエンジンオイルの量が変わるので注意しましょう。
オイルの交換手順
まず、ボンネットを開けます。その際、エンジンの上部にあるフィラーキャップを開けましょう。フィラーキャップを開けてエンジン内に空気を入れることで、エンジンオイルが下からスムーズに出ます。けっこう地味ですが大切なテクニックです。覚えておきましょう。
次にジャッキアップします。エンジンオイル交換の場合は前だけ上げれば十分です。
その際、安全のためヘルメットを着用することをおすすめします。
オイルを抜くためにボルトを緩めるのですが、その際、強い力を瞬間的にかけることでスムーズに抜けます。
そして廃油処理箱をセットし、ドレンボルトを外します。
その際、ボルトを落とさないように注意しましょう。
あとで洗浄が大変になるからです。ボルトを外すとエンジンオイルが排出されるわけですが、最初と最後とでは排出されるオイルの角度が違ってくるので、その都度、廃油処理箱の位置を調整しましょう。
なお、ドレンボルトについている金属製ワッシャーは再利用できませんので、そのつど交換してください。数十円で購入できます。
オイルが抜けきるまで多少時間がかかります。ちゃんと抜けきるまで待ちましょう。
なぜなら、古いオイルが残ったままだと新しいオイルを入れる際の適正量が分からなくなるからです。オイルが滴になってきたら、完全に抜けきるサインです。
オイルが抜けきったらドレンボルトを戻します。しっかりと締めてください。トルクレンチで正確に締めることを推奨します。また、オイルパン周辺に付着したオイルはちゃんと落としておいてください。
最悪の場合…
火災の原因となります。
いよいよオイルを入れます。オイル缶から直接エンジンに入れることもできますが難易度が高いです。
初心者はまず無理なのでジョッキを用意してください。その際、ノズルが長いと跳ね返りが少なくなるので入れやすくなります。
オイルを入れる際、あらかじめ空気を入れておくとスムーズに入ります。また、一気に入れようとしないでください。
一気に入れようとするとあふれるので何回かに分けて入れましょう。
オイルを注入し終わった際は、ちゃんと量を確認してください。
注入が終わったらエンジンをかけてアイドリングさせオイルをなじませましょう。エンジンを止めたら最終確認です。上限と下限の間だったらOKです。
オイル交換は以上です。
色々書きましたが、一度覚えてしまえば簡単な作業なのでぜひチャレンジしてみてくださいね。