1月の末日、雪が溶け数日ぶりに少し走らせたいと思いrx8 のエンジンをかけようとすると…明らかにエンジンかかるいっぽ手前のところできゅるきゅるとセルが回り切らない状況に。
この瞬間頭によぎったのは「ついにプラグかぶったか…」
rx8購入前からこのような症状が出る事は認識していたので、「デチョーク操作」のことも知識として知ってはいましたが、この日はすでに暗くなっていて、かなり気温も低く車内はダウンを着てても寒かったのでそのままにして次の日に持ち越しました。
次の日は朝から雨、やはり気温は低く正直プラグのかぶり?を直す気力はありませんでしたが、それでも愛しのrx8を早く良くしたい。その思いで少し雨が弱くなった昼ごろにいよいよデチョーク操作を挑戦しました。
こちらでは、ディーラーでのプラグかぶりの修理費用、プラグかぶりの対策について書いています。
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この記事の目次
デチョーク操作を試みる
ネットで調べると以下のように解説があります。
・アクセルをしっかり床まで踏み込む
・アクセルペダルを踏んだままキーをスタート位置まで回し7秒ほどセルを回す
・アクセルを踏んだままエンジンのスイッチをオフにする(エンジンを切る)
動画が分かりやすいので、こちらを参考にして下さい!
寒い中何度も、デチョーク操作を試みましたがエンジンがかかることはありませんでした。
マツダディーラーにSOS
エンジンがかかる気配がなかったのでマツダにSOSの(他の方法はないか確認をしたかったので)電話をしました。
マツダのホームページを調べてみると、マツダ事故故障受付センターの記載があります。フリーダイヤルなので通話料金は一切かかりません。
電話をするとすぐに女性オペレーターが出てくれました。
エンジンがかからないことを伝えると、これからお伝えする方法を試してみてください。と言われました。
試した方法は、ルームランプをつけながらエンジンをかけてみてどうなる?
この際にルームランプがセルを回した際に消えたりするのかどうかで車の症状を確認していました。このときは何も反応がなく、原因はこれではありませんでした。(これが原因だとどこが問題なのか?を確認し忘れたのですが、調べたらバッテリーが弱くなっている場合はこれで確認できるということだと思います)
次に言われた方法は、ハンドルロックされているのではないか?
ハンドルロックがされているとエンジンがかからないそうです。今回はハンドルロックがされていたわけではありませんので、こちらは該当しませんでした。
この2つの方法を試し、「電話口での対応はここまでしかできません。後は現場にJAFスタッフを向かせてエンジンがかかるかどうかを試してみて下さい。」と言われました。
単純にJAFを呼ぶだけでは有料になってしまいますが、今回は任意保険でレッカーサービスを無料で適用することができたので、RX-8をマツダに運ぶよう今回はレッカーに対応してもらうことにしました。
レッカーサービスのスタッフの方にエンジン始動をお願いしてみましたが、『RX-8のエンジンがかからない』という症状に関しては、過去今までにエンジンが現場でかかったことは無いそうです。
スタッフの方にいくつか方法試してもらいましたがやはりエンジンはかからず、マツダのディーラーに持って行くことにしました。
マツダの電話対応
すぐマツダに電話して、これからRX-8を持ち込みますが見て頂けるのか確認しました。
マツダの担当者の方に、昨日までに何か変わったことはなかったのか?と聞かれましたが、特に普段と違うことはしていませんし、この時期は『コンビニまでちょっと走らせる。』みたいなことはしていませんでしたので、思い当たることは何もありませんでした。
他には「プラグは最近いつ交換されましたか?」と聞かれたのですが、去年(2018年)8月に交換しました。と。
もし交換していなければ、「このタイミングでプラグの交換をおすすめします」というお話でしたので、今回はプラグ交換はお願いしていません。
ちなみに、プラグの交換は通常(純正プラグを使用前提で)5万~6万キロごとの交換で良いそうです。ただ、マメに交換されている方は車検ごとに交換されている方はいるようです。
あとは、実際マツダで調べて頂いて何が原因なのかがわかるはずです。
プラグかぶりでした
修理完了の連絡は翌日に来ました。やはり今回エンジンがかからなくなったのは「プラグかぶり(エンジン始動不能)」が原因でした。この時期(1月2月)はかぶりが起こることは多いそうです。
原因は2つあります。
1、カーボンが溜まっている(の可能性)
2、スターターが弱い
「カーボンが溜まっている」せいで圧縮が出なくなっていてかかりが悪くなっているんじゃないかな。がひとつ。
カーボンが溜まっている
カーボンが溜まっている場合はどうすればいいのか?については、エンジンの内部のカーボンを落とす処置をすることもできるのだそうです。
でも、どの程度除去できるかはわからないとはっきりと言われました。
エンジンを開けてしまうのはオーバーホールするのと同じなので、当然できませんが、エンジンの中にカーボンを除去するためのもの(液剤のカーボンブラスター)を燃焼室の中に入れて、放置してどうなるのか。の処置をすることはできるようです。
カーボンブラスターをエンジンの中に吸わせて、エンジンの下に溜まるようにして入れてあげる。
ですが、カーボンブラスターの方法はやったからといって必ず改善するわけではなく、やることによって、逆にエンジンがだめになってしまうことも稀にあり得るそうです。
最悪エンジン交換しなければいけないことになるため、こちらはハイリスクハイリターンの対策。
スターターが弱い
あとから調べてみましたが「スターターが弱い」のは、RX-8の初期型に言えることで、これはマイナーチェンジする前かした後での違いもないそうです。
ちなみに車両番号の125000以降の車両なら、スターターは対策品が付けられていて大丈夫です。
なので、スターターをハイパワーのモノに変えてあげると、エンジンの始動性が良くなるとのこと。
ですが、セルモーター交換することでエンジンのかかりが良くなりはしますが、カーボン自体を取り除けるわけではないので絶対カブらなくなるわけではありません。
今回対策として考えられるのは、このふたつになると、説明して頂きました。ですが、どちらの方法もそこそこの金額がかかりますので保留としました。
プラグかぶりの修理費用
今回はプラグかぶりのみの修理費用で、税込み9180円でした。
ちなみに、セルモーターの対策品の交換の費用については、部品+工賃で4万円ほどになるそうです。交換したからと言って、かぶらなくなるわけではありませんが、またかぶるようなら、早いうちに手を打ってみた方が良いのかもと思います。
RX-8かぶり修理まとめ
今回RX-8がかぶり、プラグを掃除して頂いて無事エンジンがかかるようになりました。
初期型は、対策として二つの方法を教えて頂きましたが、カーボン除去の方法はもしかしたらエンジンがダメになってしまうので正直あって無いような対策ですし、スターターも交換したいのはヤマヤマですが、絶対にかぶらなくなるわけでもありません。
ここまで話を聞かせて頂いてちょっとモヤモヤしていましたが、車を受け取り、愛車8のエンジンをすぐにかけてみました。すると、エンジンのかかりがよくなっている。(明らかに良くなっていてびっくりしました)
ディーラー担当者の方には、普段僕の車を乗っているわけではありませんので、「初期型は悪い」ということしか、当然ですがわからないと思います。ですが、僕がエンジンを始動させると、かかりがよくなっていたのです。
少なくとも今回、ディーラーで見て頂いたことで、僕の8にとっては良かったのかなと思います。始動直後もいつもなら低速は弱く、ちょっと心配するところなのですが、ディーラーから帰るときは、まったく低速の弱さを感じることはありませんでした。ものすごく調子が良くなっていることに感動しました。
なので、今後かぶりの対策としては、「かぶる前にプラグを掃除してもらう」ことはアリかなと思います。
まだかぶった経験がない方でも、寒い時期にはかぶりやすくなるのですから、どこかで立往生してしまう前に、プラグの交換がまだであれば検討されることが良いのかなと思います。
今回の記事で少しでもお役に立てましたら嬉しいです。また何かRX-8のトラブルが起きればこちらに書いていきたいと思いますので、お時間ありましたらチェックしてみてください。
RX-8のエンジンがかからない症状から3か月後
2019年4月13日に追記しています。
愛車rx8がかぶってしまってから3か月。実はかぶりの原因と言われている前期のセルモーターを対策リビルト品に交換することにしました!
ディーラーで販売している対策品もありますが、部品代+工賃で4万円ほどになると言われていたのでそれは無理。と思っていましたが、調べてみると、対策済みの前期後期共通のセルモーターが購入できるのがわかり、しかも1万5千円で購入できるとあれば、これはやるしかないと思って購入し、交換しました。
その結果、まったく心配せずともしっかりとエンジンがかかるようになったんです。
これならもっと早くやっておけば良かったです。そうすれば、ディーラーに9000円も払う必要がなかったのですからね。
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RX-8の疑問を質問
ディーラーでRX-8のかぶりについて聞いてみました。参考にしてみてください。
またかぶりたくないのでプラグ交換はマメにする?
やっぱりプラグは頻繁に交換したほうが良いのか?お聞きしたところ…
冬場はどうしてもかぶりやすくなります。プラグを交換したからと言って絶対にかぶらなくなるわけではありません。
またすぐにかぶってしまったら放置しても大丈夫?
放置しておくこと自体は問題ありません。エンジンがかからないだけなので。ですが、放置することで、中のカーボンの付着が完全に固まってしまうと、なかなか取れなくなって圧縮が出なくなってしまう。ということが起こってしまう可能性はあります。
暖かくなってからエンジンはかかることはある?
(かぶりが何もせずに直ることはありますか?という質問です)
暖かい季節になりかぶりが直る可能性はあります。ゼロではありませんが、先ほどお答えしたように、万が一「カーボンの付着が完全に固まってしまう」と大変なので、動かされている方が車にとっては良いです。(良いはずです)
AT車とMT車どちらがかぶりやすいなどはある?
どちらかと言えばATの方がかぶりやすいです。AT車の場合、MT車のように思うように回転数をあげることができません。低回転を常用していると、プラグにオイルが付着してかぶりやすくなります。
回転数は具体的に、3000回転を目安にすることで、エンジンへの負担は少なくなる傾向ですので、少し回転数を意識して乗られると良いのかなと思います。