軽自動車のクロスカントリー代名詞とも言えるスズキジムニーには、兄弟車にジムニーシエラがあります。
一見いずれもジムニーですが、シエラは軽ではなく普通乗用車区分となり、ナンバー色もジムニーシエラは黄色でなく白です。
軽ジムニーとジムニーシエラは同様の車体を共有しつつも、シエラは軽の倍の排気量で24馬力の差があります。
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この記事の目次
新型ジムニーとジムニーシエラの燃費は?
新型ジムニーの燃費性能は、カタログ公式燃費でチェックすると下記のようになります。
軽ジムニーの燃費
4AT(オートマ)JC08モード、13.2km/L
5MT(ミッション)JC08モード、16.2km/L
実燃費に近いWLTCモードでは
4AT(オートマ)WLTCモード
市街地 11.0 km/L
郊外 13.9 km/L
高速道路 14.2 km/L
5MT(ミッション)WLTCモード
市街地 14.6 km/L
郊外 17.5 km/L
高速道路 16.5 km/L
ジムニーシエラの燃費
4AT(オートマ)JC08モード、13.2km/L
5MT(ミッション)JC08モード、15.0km/L
実燃費に近いWLTCモードでは
4AT(オートマ)WLTCモード
市街地 11.2 km/L
郊外 14.7 km/L
高速道路 14.6 km/L
5MT(ミッション)WLTCモード
市街地 12.8 km/L
郊外 15.8 km/L
高速道路 15.9 km/L
いずれにしても近年は低燃費を売りにした新型車が多いですが、新型ジムニーは低燃費が売りの車ではありません。悪路走破を重視した車になりますので、新型ジムニーの燃費効率の目安を知ることは重要なポイントです。
日常使いとして購入した場合には、一般的なワゴン系の軽自動車と比べると維持コストが高くて戸惑う可能性がありますので、しっかり用途を明確にした上での購入検討をしてください。
新型ジムニーとジムニーシエラの維持費の違いは?
新型ジムニーの維持費は軽ジムニーとジムニーシエラでは、とうぜん軽ジムニーが軽区分なだけに安いのですが、簡単に詳細を書いていきますので一つの目安として知っておくといいのかなと思います。
軽ジムニーは自動車重量税と自賠責保険がそれぞれ約1万円と約3.5万円、そこにガソリン代や消耗品交換、車検や駐車場等が加算されます。
ジムニーシエラは自動車重量税が約3.7万円と軽ジムニーを大きく上回り、自賠責保険が約3.7万円、ガソリン代や消耗品交換、車検や駐車場等が加算されます。
軽ジムニーは軽自動車ですから自動車税が安く1万円程度ですが、シエラは1.5L区分で約3.5万円と3倍以上の自動車税負担です。
新車購入納車時に発生する自動車取得税等にも差が出ますが、納車後の維持費だけを考えれば税金の差から年間で3万~4万円程ジムニーシエラが高くなります。
この差を許容範囲に出来るかどうかで、軽ジムニーとジムニーシエラどちらを選ぶか納得性が変わるところです。
新型ジムニーとジムニーシエラの口コミ評価は?
ぱっと見れば軽自動車の新型ジムニーとジムニーシエラには差が無いように見えますが、両者には違いあり、特に走行性能での評価が変わります。
車体サイズもほとんど同じで、室内の広さ、ホイールベース等はほぼ同じではありますが、その理由としては同じプラットフォームを利用しているからです。
見た目の違いはフェンダーアーチモールがジムニーシエラが盛り上がっていて、ジムニーはプレスラインが施されただけの仕上がりです。
室内の広さや内装も違いが無く、軽自動車と普通車に違いが無いので初めて軽ジムニーとシエラの違いを聞いた方の多くは驚く方もいますし、本体価格の差も最上級グレード同士を比較しても20万円程度の差になっています。
大きな違いはエンジンで、搭載されているエンジンには明確な違いがあります。シエラは軽ジムニーの倍以上の排気量で、走りや加速感の評価が全く違ってきます。
口コミ評価でも当然ジムニーシエラの走りや加速感を高く評価をする声が多く、軽ジムニーはエンジンスペックの違いからも加速感が物足りないという評価が多いです。
同じような車体であるからこそ、走りの体感が全く違うことがわかりやすいですし、出力とトルクが1.5倍程度変わるのは大きな違いとなります。
なのでジムニーシエラは軽ジムニーと比べても、加速や長距離運転時等の快適性が優れています。
いずれにしても手頃な価格で悪路走破に優れた車種である評価はどちらもアリますので、どちらを選ぶかは維持費重視、走り重視、何を重要視するかで変わるところで、どちらが良いってことではなく、どのような使用用途なのかが重要なポイントになるのかなと思います。
ジムニーシエラ実は5人乗りではなく4人乗り
新型ジムニーシエラ(JB74)の登場で、先代までは軽ジムニーにすら見向きもしていなかったユーザーも、今回の普通車シエラのデザインがあまりにもカッコいいからと、気になっているという方は増えたのかなと思いますが、実際にシエラは「使えるのか?」ってところを知っておかないと後から知りませんでしたでは大変ですので、きっと気になっている方が多い乗車人数を書いていきます。
すでに見出しに答えを書いてしまっていますので、びっくりされる方もいると思うのですが、ジムニーシエラは5人乗りではなく「4人乗り」です。
コンパクトカー的なジャンルの普通車なのに4人乗り?高級車でもないし、スポーツカーでもないのに4人乗りの車なの?と思われる方は多いと思います。
ですが、実際にカタログを見ても4人乗りの車なのがジムニーシエラです。
軽ジムニーとサイズはまったく同じで後席が広くなっているわけではありません。ですので当然乗車人数が増やせるわけでもありませんので、ジムニーシエラも軽ジムニー同様に4人乗車の設定になっています。
後席に乗車できるのは大人は2名まで。12才未満のお子さんであれば3人乗っても良いのですが、それでも後席にシートベルトが2つしかついていませんのでこれはおすすめできません。もしシエラをファミリーカーにしようと考えていた方ならお子さん2人の4人家族の方までが対象になると思って頂ければいいのかなと思います。
ちなみに先代JB43ももちろん4人乗りです。ジムニーシエラは新型であっても5人乗りのモデルはありませんのでお間違いのないようにしてください。
先代ジムニー(JB23)の中古車購入の注意点は?
軽ジムニーの購入を検討されている方の中には中古車でも良いんだけど?と考えている方も少なくないのかなと思いますので、こちらでは先代の3代目ジムニーJB23について書いていきます。
通常の中古軽自動車とは違った特徴があるジムニーです。低年式で状態が悪くても高値になることもありますので、注意点を知った上で購入すれば安心です。
ジムニーは2018年の7月にフルモデルチェンジを行い、型落ちの3代目ジムニーは狙い目となる状況です。
街乗り中心ならJB23後期型がおすすめ
軽ジムニーの中古車には3代目モデルのJB23、旧型ジムニーのJA11と大きくは2つに分ける事が出来て、JB23はジムニー初購入や街乗り用、状態の良い中古ジムニー、セカンドカー利用で乗りたい方に向いています。
特にJB23でも後期型は状態の良いものも多い傾向で、JB23-5(5型)という後期型以降は走行10万キロ超でも不具合が起こりにくく、もちろん最低限のメンテナンスは必要ですが走行距離15万キロあたりまでは大規模な修理無しでも乗れる車です。
ですので街乗り中心で乗りたい方の場合はJB23後期型の選択が安全ですし、おすすめです。(写真は後期9型)
メンテナンス出来る方はJA11も◎
ちなみにJA11は旧式好きなマニア用で扱いが難しい傾向があります。旧型ジムニーは発売年式からも旧型で経年劣化は覚悟する必要があるでしょう。
オフロード走行重視、レトロなジムニーが欲しい、こまめにメンテナンス出来る、こういう方にJA11は向いていて、特にメンテナンスを積極的に行える方で無ければおすすめは出来ないモデルです。
個人売買のジムニーは中古車知識、メンテナンス技術が無い方にはおすすめ出来ないので、買取業者等のようなしっかりとした知識を持った所から購入が良いです。
カスタムベースならJB23初期型がおすすめ
さらにカスタムして遊びたいならJB23の初期型が安価でカスタムベース車としておすすめで、初期型は後期型と何が違うのかと言えばボンネットの形状が違います。グリルと一体になっているのが特徴です。エンジンやサスペンションのオーバーホールが必要になるケースも多々あります。
逆に言えば旧型のJA11は完全に専門業者によるオーバーホールの中古車・コンプリートカーが心配がなく乗れ、整備や保証内容がしっかりある方が購入するにはまちがいが起こりにくいです。
旧型JA11に関しては知識が乏しい方が手を出すのは難しいモデルなのかなと思いますが、精一杯お金を掛けてでも、かわいがることができると考えているのであれば、是非希少車JA11を手にして頂いて欲しいと思います。
軽ジムニーとジムニーシエラの評価まとめ
ここまで軽ジムニーとジムニーシエラを比較してみましたが、実際にはこの2台に大きな違いはありません。
違うのは外観デザインのオーバーフェンダーと、載せているエンジンだけです。乗車人数も同じ4人乗車です。
年間の維持費については、軽ジムニーとシエラの燃費もほとんど変わらないのでシエラの方が年間で税金が高い分4万円ほど高くなる計算です。
そのほかのほとんどのことが軽ジムニーとシエラでは同じになっているので、あとは好みの問題です。走行時、どっしりとした感覚で走りたいならシエラ。(ほとんど変わらないと思いますが。)
少しでも維持費を安くしたい、もしくはカスタムベース車やセカンドカーにと思っている方であれば、軽ジムニーを検討されるのが良いのかなと。
ただ、どちらを選択しても満足のいくのがジムニーという車です。本当にどちらでも構いません。良いと思ったモノを選んでいただければ楽しいジムニーライフになるのではないかと思います。
僕もセカンドカーでジムニーjb23購入を検討しています。購入後はしっかりと試乗レビューするので是非チェックしてみてください。ありがとうございました!