2010年から2016年に販売されていた3代目にあたる、ZC32S型スイフトスポーツ。見た目もフルモデルチェンジしていましたが、それよりもさらに中身も強く変化を与えたことで話題になり、一躍有名になったモデルなので乗るのがとても楽しみな車のひとつでもありました。
ZC32S型スイフトスポーツ(7速CVT)、どのように変わったのか?試乗してみたのでご紹介したいと思います。
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この記事の目次
スイスポはよりスポーティにチャンピオンイエローが王道人気
一つ前のZC31Sと比べると基本的なフォルム自体にはあまり変化を感じませんが、より鋭くなったヘッドライトやフロント、リアバンパーはより一層スポーティさを増しており、まさにホットハッチバックといえる見た目に仕上がっております。
見るからにスポーティーなデザインが良いですよね。見ているだけで楽しくなってきます!これって車の醍醐味だったりしますよね。大事なことです。さすがSUZUKI。
ボディカラーも6色あり、おおまかに赤、青、白、黄色、ガンメタ、黒となかなか迷うラインナップになっております。
王道で行きたいならチャンピオンイエロー・プレミアムシルバー・ホワイトパールが人気色のようですが、私個人としては、このときの新色で出ていたブーストブルーパールメタリックがキレイな色味でお気に入りです。あまり見かけませんしね笑
スイスポはスポーティな仕上がりだがチープな内装
実際に室内に入ってみるとステアリングやシフト周りにはステッチが入れられていて、スポーティな仕上がりですが、パネル関係はプラスチック感が強く正直チープなイメージでした。
メーターは240キロまで表示されていて、非常にやる気にさせますがメーターのデザインが子供っぽい感じで逆に萎える感じでした。
今回の車輌にはチャイルドシートが2つもついていましたが、狭すぎる感じもなく比較的ハッチバックにしては広い印象でした。シートは一般的なシートに比べればホールド性はあるかもしれませんが肉厚な分スポーツ走行では不向きなかんじでしたし、シート高がけっこう高く、ポジションが悪く感じました。
決して速くはないが、スポーツ感ある走りで楽しい車
走り出してみると、5ナンバーとは思えない剛性感をまず感じました。車重1050キロと決して重くないので安定感があるということではありませんが、走ってて怖さを感じません。
また車のサイズもちょうどいい運転しやすいサイズ感で、日本の道路環境にバッチリだなと思います。
ZC31Sよりも約10馬力アップしたエンジンはこれと言った特徴はなく。味気ないというか、正直な話、面白みを感じることはありませんでした。
ですが車重が軽いので街乗りでの加速などはストレスなく走ってくれますし、今回の車輌はCVTでしたが、7速パドルシフトでしたので、楽しみながら運転できました。MTは6速に変更されており、シフトの入りの良さや高速走行での快適性、燃費の向上と口コミでの評判も非常に好評のようです。機会があればMTも試乗して、感想など追記したいと思います。
ZC32S型スイフトスポーツの試乗 評価まとめ
外装3.5 ☆☆★★★
内装2.5 ☆☆☆★★
走り3.0 ☆☆★★★
まず、ZC31Sに比べるとCVTや6MTの追加、エンジンの出力向上等進化はしていますが、あまり実感を得るのは難しいのかなと思いました。スズキらしくないスポーツ感といいましょうか、まだKeiワークスとかのほうがスポーツな感じがしました。
それでもアフターパーツはほんとうにたくさん出てますので、化ける可能性は充分にあると思います。純正のままでも車重が軽いのでキビキビと動くのでスポーツ走行を十分に楽しむことができるでしょう。
燃費も街乗りで11〜15と普通車にしては良く、おさいふ事情の厳しいお父さんや免許取りたての若い車好きな方には選びやすい一台になるのかなと思います。
新型スイフトスポーツが出た今値段も中古車相場で80〜130万円と下がってきていますので、狙うなら今かもしれませんよ。絶対的な速さはありませんが、そのままで楽しめ、いじる面白さのある車だと思いました。