車２台をまとめてローン申し込みしてもいいの？審査に通らないことはある？

車は高額な買い物です。購入時には銀行などのローンを利用する方が多いでしょう。

とくに車2台を買おうと思うなら、ローンを組むのが現実的です。それでは、2台分の車のローンを申し込んでも審査には影響しないでしょうか？

同時に複数のマイカーローンを申し込んでも大丈夫？

複数のマイカーローンに同時申し込みはOK

車2台のマイカーローンを同時に申し込む。審査が心配になるでしょうが、基本的に複数同時に申し込んでも問題はありません。

ローン総額が年収の1/2の範囲内に収まっていることが条件ですが、返済に無理がないということが証明できればいいわけです。同じように、たとえば現在住宅ローンを借りているが、2台目の車のローンを申請したいというのも、問題なく出来ます。ただし、原則として同じ金融機関に車のローンを2件、同じタイミングで申し込むのは難しいと思いましょう。

どうしても同じ金融機関のローンを希望する場合は、1台目の車のローンがほぼ終わりかけている・2台めの車は配偶者や子供が主に乗るための車であるという理由があると、審査が通る可能性が高くなります。

審査後のキャンセルも問題なし

では車2台分のマイカーローンを複数の金融機関に申請し、複数から審査に通ったという連絡があったら、どうしたらいいでしょうか。

これも簡単なことで、利息条件の良いところを選んで借りればよく、それ以外の金融機関には「他で借りることになりましたから」という連絡さえしておけばいいのです。

最近のマイカーローン申請はパソコンやスマホからおこなう人が多いため、1人で何件ものローンを申請することは珍しくありません。そのため申請した金融機関全部の審査結果を待ってから、最終的に借りるところを決めることは当たり前になっています。

最近はマイカーローンの審査もスピーディになっていますので、たいていの金融機関ではほぼ同じタイミングで審査結果が連絡されてきます。すべての審査結果を待って、利息など返済条件を比較したうえで借りるところを決めましょう。なお、ローンをキャンセルしたからといって、その後のローン申し込みに影響することは、まずありません。

車体購入費用+関連費用にも使用ＯＫのローンもあり

車2台の費用となると、車両本体の購入価格だけでなく、さまざまな関連費用も2台分かかってきます。マイカーローンは車やバイクの購入時にのみ利用できるローンですが、金融機関によっては本体価格+関連費用も含むローン金額を申請することができるものがあります。

2台分の購入費用に関連費用となるとローン金額が高くなり、審査が厳しいのではないかと思うでしょうが、収入が適合していればそれほどでもありません。金融機関にとってのマイカーローンは、いざという時には車本体を売却して返済に回すということができるため、カードローンなどよりもリスクが低いものです。そのため金利も低く設定されていますし、審査も比較的柔軟なところが多いのです。

マイカーローン審査落ちした場合の対策

返済比率を下げる

もしマイカーローンの審査に落ちたら、どうしたらいいのでしょうか。まず最初にすべきことは、返済比率を下げることです。「返済比率」とは、収入に対してのローン返済額がどれくらいの率になるかというものです。現在借りているものがあれば、それを含めた返済比率を計算し直してみましょう。

返済比率が30～35％以下なら、ローン審査に通りやすいと言われています。そして返済比率を上げるには、頭金の額を増やす・借入金を減らすというのが、一番早い方法です。どちらも最終的にはローン総額を減らすための方法で、収入に変化がなくても返済比率は上がりますから審査に通る可能性はアップします。

借入金を減らすには車の車種を変えたりグレードを落としたりしなくてはなりませんが、借り入れた後に返済が出来なくなって車を手放すよりは、購入時に支払える金額の車を選ぶ方がいいでしょう。

ディーラーローンを検討する

車のローンには、ディーラーが貸してくれるものもあります。ディーラーローンのメリットは、金融機関のマイカーローンよりも審査が通りやすいと言われる点です。

 

真偽のほどは定かではありませんが、ディーラー側には車を売りたいという意思があるために金融機関の審査ほど厳しいことがないと言う話もあります。

 

またディーラーローンは手続きを担当者が進めてくれるので、申し込んだ本人は楽ですね。ただしディーラーローンは金融機関のマイカーローンより、金利が高いのがネック。金融機関のマイカーローンは年利の相場が2～4％程度ですが、ディーラーローンは年利8％前後というところが多く、さらに別に事務手数料などが発生する場合もあります。