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修復歴ありの中古車は買っちゃダメ?後悔しないための注意点とは!?

修復歴ありの中古車は買っちゃダメ?後悔しないための注意点とは!?

中古車を購入しようといろいろ調べてみると、車の詳細情報の中に「修復歴あり」と記載されているものを見かけることがあります。中古車販売店が修復歴のある車を販売しているのはごく稀ですが、オークションサイトなどの個人売買では、頻繁に修復歴のある車が売買されているように見受けられます。

「車を修理することなんて普通だから、修復歴ありでも問題ないでしょ?」「事故車じゃないんだから、大丈夫なんじゃないの?」などと思っている人がいるかもしれませんが、その考えは危険です。

今回は修復歴ありの車の定義や見分け方、購入時の注意点などについて解説したいと思います。

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修復歴ありの車ってどんな車?

まず「そもそも修復歴ありの車ってどんな車なのか、」について解説しておきます。結論から申し上げると、修復歴ありの車というのは、車の主要部分を修理・交換した車のことを指します。

「主要部分?なんだそれ?」と思う人もいるでしょうから、詳しく紹介します。主要部分とは以下の9つを指します。

①フレーム、②クロスメンバー、③インサイドパネル、④ピラー、⑤ダッシュパネル、⑥ハーフパネル、⑦フロア、⑧トランクフロア、⑨ラジエータコアサポート

 

以上9つの部分は、車の「心臓」と言っても過言ではないくらい大切な部分なんです。そして、この9つの部分いずれか1つでも修理・交換したことのある車のことを「修復歴ありの車」と呼んでいます。

これらが損傷した状態で車を走らせると、真っ直ぐ走らなかったり、雨漏りしたり、電気系統がショートするなど、様々なトラブルに巻き込まれることになります。

逆に上記9つの部分に修復歴が無ければ「修復歴ありの車」には該当しません。事故によって見た目がボロボロになった車であっても、上記9箇所が無傷であれば、修復歴ありの車にはならないんです。

 

修復歴ありの中古車を購入しないための4つの注意点

では修復歴ありの中古車を購入してしまわないためには、どうすればいいのか?まずは以下の4点に注意することをおすすめします。

 

①信頼と実績のある中古車販売店で購入する

中古車販売店は、修復歴のある車を販売するときに、修復歴が有ることを顧客に告知しなければいけません。黙って売ることはできないんです。

ただ中には、「修復歴あり」という事実を顧客に伝えずに販売する業者も存在します。悪徳業者というやつです。このような業者と取引してしまうと、事故車を高額で売りつけられたりするので、非常に厄介です。

そのため、ガリバーやアップルといった信頼と実績のある中古車販売店で購入することをおすすめします。このような大手販売店は、社会的知名度があるため、修復歴を隠して売るようなことは絶対にしません。

また、中小規模の販売業者であっても、自社のホームーページを持っていたり、「中古自動車販売士」の資格を所収するスタッフがいる業者というのは、信頼できると言えるでしょう。

 

②店員に聞く

2つ目の注意点としては、ズバリ「お店の人に聞く」です。単に聞くだけでなく、「状態図」を見せてもらうことをおすすめします。状態図とは、その車を仕入れた時の状態を記した書類のことです。

状態図を見れば「仕入れた時の状態がどうだったのか」「仕入れてからどこを修復したのか」などがすぐにわかります。そして、状態図を見ながら店員と一緒に実車の状態を確認し、説明を受けるのがよいですね。

 

③隙間をチェックする

修復歴ありの車は、車の骨格部分を修理していることから、車体にゆがみが発生する場合があります。ゆがみがよくわかる部分は、「隙間」です。

例えば、ボンネットとフロントフェンダーの間とか、ドアとフェンダーの隙間とか、ありとあらゆる車の隙間をチェックしてみましょう。明らかに不自然な隙間がある場合は、車の骨格部分を修理した=修復歴のある車である可能性があります。

パッと見だけだとわからないと思うので、車体の左と右を見比べて、均一になっているかどうかなどをじっくりと確認しましょう。プロ並みに車に詳しくなくても、隙間の部分を見れば素人でも「なんかおかしい」ということに気づくと思います。

隙間をチェックするのは面倒かもしれませんが、車を購入するとなると、これから何日も乗るものなので、しっかりチェックしましょう。

 

④試乗する

「隙間をチェックしてもよくわからなかった」そういう場合は、実際に乗ってみましょう。車によって試乗できるもの、できないものあるかと思いますが、できるだけ試乗してみることをおすすめします。

試乗すると、目視チェックする以上にわかるものがあります。当たり前のことですが、普通の車は正常に運転すれば真っ直ぐ走しるし、きっちり曲がります。

ただ修復歴ありの車となると、直線を走っているはずなのに真っ直ぐ走らなかったり、ハンドルがやたら重かったり、曲がりにくかったり・・・乗っていて何かおかしいことに気づくかと思います。

修復歴のない車は、たとえ中古車であっても快適に乗れるものがほとんどです。そのため試乗しておかしいと感じる場合は、修復歴ありの車の可能性が高いと言えるでしょう。

 

修復歴ありの中古車を買うのも一つの手

修復歴のある車は、車の骨格部分を損傷修正していることもあり、これから長く乗ろうと思ったら、避けた方が絶対によいです。

ただし、修復歴ありの中古車は何といっても安いです。通常の車を買うお金で、もうワンランク上の車を変えてしまう場合だってあります。それくらい修復歴ありの車は安い傾向にあるのです。

「真っ直ぐ走らない」「ハンドルが効かない」とかだとさすがに危険ですが、必ずしも「修復歴あり=全く使えない車」ということにはなりません。

最近の車は頑丈なので、修復歴があるくらいではダメになりませんし、車の修理レベルもグングン上がってきています。もちろん新車レベルまで修復とすることはできませんが、普通に乗れる感じまで直っているような車両も存在します。

日常生活で言えば、賞味期限の切れているものを買うかどうかみたいなイメージですかね。賞味期限が切れていても、たいていのものはおいしく食べれます(※食べてはいけないのは、「消費期限」切れのものです)。

でも、賞味期限が切れていたら「ちょっとやめておこうかな」って普通の人はなりますよね(⇒あくまで例です)。修復歴ありの中古車がいい車とは思いませんが、思っているよりも普通に乗れる中古車もあるのが現状です。

 

修復歴ありの中古車を買うなら知っておくべき注意点

修復歴ありの車を買ってもよいかどうかについては、買ってもよいと思います。ただ修復歴があるということは、車の骨格主要部分を修理した過去があるということですから、今後何らかのトラブルが起こりやすいというリスクがあることは覚悟してください。

さらに、メンテナンス代や修理費用などの維持費が余計にかかってしまい、結果的に正常な車を購入したほうが安くついた・・・なんてことになるかもしれません。

そしてもう1点。修復歴ありの中古車は、売る時にほとんど値段が付かない可能性があります。「安く買ったはいいものの、ろくに乗ることができず、売る時は値段が付かなかった」なんてことも当然あり得ます。

以上のような注意点を許容できるのなら、修復歴のある車を購入してもよいのではないでしょうか?もし許容できないのであれば、修復歴のない中古車を購入した方が絶対に良いです。

中古車市場には、修復歴がなくても安く購入できる車はたくさんあります。年式が古く、走行距離が多くても、状態が良くて安い車両は数多く出回っていますので、わざわざ修復歴のある車を購入する必要はないかと思います。

修復歴ありの車を所有するということは、金銭面・安全面で様々なリスクを伴います。値段だけを見て決めるのではなく、維持費や修復内容などをしっかりと考えた上で購入を決めてくださいね。

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