車をはじめて買おうと思うと、よく知らない言葉が出てきますよね。
たとえば陸送費や輸送費です。
これは遠方から中古車を買うときにも、よく使われる言葉です。それから納車費用。購入した車を納車してもらうのに、費用が掛かるとはどういう意味でしょうか。
今回は納車にかかる費用について紹介しています。少しでも参考になれば嬉しいです!
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「陸送費」車をお客さんの指定する場所まで運ぶ費用
陸送費というのは、納車のために車を購入者の自宅や指定された場所まで運ぶことの対してかかる費用です。
専用車両を用意して輸送することもありますし、中古車販売店のスタッフが指定場所まで運転することもあります。この費用は新車でも中古車でもかかることがありますから、車をご自身で購入した方なら見たことがある言葉でしょう。
陸送費は納車費用に含まれている場合もあれば、別途費用として請求されることもあります。
明細をみると、たとえ近い場所でも陸送費がかかっているものです。たとえば東京24区内であっても、練馬区から品川区へ運ぶのに陸送費がかかります。
陸送費はおおむね距離に換算して計上されるので、距離が近くても発生する場合があるんです。
「納車費用」納車にかかわる経費一切
では、陸送費と納車費用の違いは何でしょうか?
陸送費は、基本的に購入された車を指定地まで運ぶための費用です。文字どおり、車を陸送するための費用だけを指します。
一方、納車費用というのは納車にかかわる費用いっさいを含んでいます。
具体的には、登録費用や洗車代、ガソリン代などのことです。
通常、陸送費・輸送費は納車にかかわる費用であっても別項目で計上しますが、販売店によっては陸送費を納車費用に含めている場合もあります。
納車費用が他よりも高いなと思うときは、販売店に陸送費が含まれているのかどうかを確認しましょう。
もし陸送費を含まない状態で納車費用があまりに高額な場合は、納車費用の内訳を教えてもらいましょう。納得できない費用が計上されている場合は、販売店に話をしてなくしてもらうか、減額(割引)してもらうかを交渉してみましょう。
陸送費の相場金額
それでは、陸送費・輸送費の相場はどれくらいでしょうか。
これは基本的に車の販売店が決めるものなので、多少の違いはありますが目安としては以下のようになります。
同一都道府県内、または隣接県への移動で、移動時間が2~3時間の場合なら1~2万円が相場です。
納車までの日数は1~2日ほどで、それほど時間もかかりません。
遠方の県へ車を送りたい場合(移動時間が5~10時間かかる範囲)は、3~10万円くらいは見ておきましょう。
日数も4~5日かかります。これは2~3県をまたがって車を輸送する場合の費用で、かなり高額になります。
遠距離の陸送では直送便で送ることはほとんどありません。
途中の県に中継点があり、輸送する会社が変わることもあります。複数の輸送会社を経由して送ることになるので、時間もかかりますね。
また陸送費に関しては、新車でも中古車でも金額はあまり変わりません。
車のサイズが軽自動車であっても大型のSUVであっても、ほとんど同じです。
ネットで購入の場合は総額見積もりをチェック
最近は、ネットで中古車を購入する人が増えています。
ネットで探すと販売店は近隣の県にない場合もありますね。どうしても欲しい車がかなり遠方で販売されているときは、購入すべきなのかどうか。かなり悩むところでしょうが、とりあえずは在庫を確認してから、総額の見積もりをもらいましょう。
総額は諸費用や陸送費、納車費用なども全部含んだ金額です。
そのうえで、その販売店で買うべきなのかどうかを検討しましょう。
というのも、先にお伝えしたように陸送費・輸送費は販売店ごとに異なります。
車両価格を低く出して、陸送費に利益を上乗せしている販売店も存在するので要チェックです。
たとえば、東京に住んでいて関東エリアから中古車を購入して運んでもらう場合、陸送費は3万円前後を目安にすればいいでしょう。
関西エリアから運んでもらうなら、5万円程度必要な場合もあります。
北海道や九州になると、最低でも7万円はみておきましょう。
さらに(こんなことはないでしょうが)、沖縄の販売店で中古車を購入し東京まで運んでもらったら、これはもう10万円クラスです。
それだけのお金を払ってでも購入したい車があるのなら真剣に検討すべきですが、それほどでもなければ遠方の購入する場合の陸送費の分を車両に回して、多少高くても自宅から近い販売店で購入すると、さらに状態の良い車を購入できるのでおすすめです。