自分の車を売ろうとするとき、車検の残り時期が気になります。もうそろそろ車検を受けなければならないが、車検を済ませてから査定を受けたほうがお得になるのか？車検は受けないほうがいいのか？かなり迷うところですが、実際には車検が残っているのとそうでないのどちらが良いのでしょうか。
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車検を受けないままで売るのがおすすめ
結論から申し上げると、車は、車検を受けないまま売るのがおすすめです！
その理由は、2点あります。ひとつは、車検には高額な費用が掛かり、支払ったコスト分がそっくり査定額に上乗せされるわけではないから。もうひとつは、車検がきれていても買取業者は気にしないからです。ひとつずつ、理由を見てみましょう。
まず車検の費用についてですが、細かい内訳を見ると、修理費や自動車重量税、自賠責保険料、印紙代、車検業者に支払う検査費用、申請の代行料などがあります。
代行料とは、業者に手続きの代行を頼むときに発生するもので、自分でやる場合は不要です。
こういった車検費用の合計金額は、乗用車で10万円以上かかるといわれます。かなり高額になりますが、査定に際しては車検費用の半額くらいが上乗せされるのにすぎません。つまり払った車検コストの半額は車の売り主の負担になるので、それほどメリットはないんです。
車検が切れていても買取業者は査定→購入
2点目の、車検を受けても受けなくても査定額があまり変わらないと言う理由も、大きいですね。
実は車検がきれている状態でも、車を売ることはできます。車検切れの車で道路を走行することはできませんが、販売するのに問題はないのです。
買取業者は購入後の車の車検を安く通す方法を知っていますから、車検切れの車でもそれほど損になることはありません。
ただし、車検切れ・車検切れギリギリの状態の車は、査定額が安くなる傾向があります。損をしないで売却しようと思うなら、車検切れ2～3か月前に査定を受けるようにしましょう。
3か月程度の車検が残っている場合、車検に関する評価ポイントでマイナスになることはなくなりますので、売却のタイミングを考えて行動していくのが得策でしょう。
海外で車売るなら車検は関係無し
もう一つ覚えておきたいのは、買取業者が海外に車を売るつもりでいるなら車検は必要ないということ。車検は日本で走行するために必要なものですから、業者がそのまま海外に売るつもりでいる場合は、車検直後でも車検切れでも、あまり関係がないのです。
買取業者が車の購入後の販路をどう考えているかによって、車検と査定額の関係が変わってきますね。以上のように、車検を受けなくても車はちゃんと売れます。車検の残り時期はあまり気にせず、まずは査定を受けてみましょう。