中古車が安く買えるのはいつ？超お得な買い時を教えます！

中古車には、安い時期・買い時があります。中古車の旬とでも言いましょうか。

なんだか野菜みたいですが、野菜のように、中古車市場にもドドドっとまとめて物件が流れてくる時期があるのです。

中古車も需要と供給で価格が決まりますから、たくさんの物件が出ているときは価格が下がる時期、買い時なのです。

今回は、中古車の買い時について紹介します！

4～5月と10～11月が中古車の買い時

中古車の買い時は４～5月ごろです。

ちょっと理由を見てみましょう。

まず中古車が出てくる理由は、新車を購入してそれまで乗っていた車が要らなくなるからです。

たいていの人はディーラーなどで新車を買い、前の車はディーラーに下取りに出すか、中古車販売店に自分で売りに行きます。これが2月下旬から3月ですね。

新車の購入が多いのは3月と9月です。

いずれもディーラーの期末直前に当たり、車の売り上げがほしい営業担当者がギリギリの価格まで値下げするからだといわれています。

もっとも、最近では値引きを狙うお客さんが3月と9月に殺到するので、それを見越して営業マンも以前ほど大型値引きをしなくなってきていますが、それでも他のシーズンよりは安く購入できる傾向です。

この流れで出できた中古車は、いったん整備やメンテナンスをおこない、中古車市場に流れこんできます。

下取りに出された車がすべて簡単な点検だけで販売に回せるわけではないので、整備に１ヶ月ほどかかる。これをプラスすれば、3月にでてきた中古車や4月、おそくとも5月ごろには市場に出回るのです。

同じ理由で、9月の半期決算の時に出てきた中古車は、10月後半くらいに販売店に並びます。この時期も、ねらい目ですね。

春よりも秋の買い時のほうがお得感がある

中古車を春に買うか、秋に買うか。これはかなり迷うところですが、実は、おすすめは秋なんです。

春の４～５月はたしかに中古車がたくさん出回ります。

市場に車があるので安くなる…と言っても、春は需要も高いんです。

春になって新生活が始まり、やっぱり車がほしいと思うようになるので、買い手も大勢いる。この状況ではそれほど激安の中古車はあまり出ないんですよね。

いっぽう10～11月は車を購入する人がそれほど多くありません。

市場に出てくる中古車の数は春ほど多くありませんが、価格がつりあがるほどの品不足でもありません。ほどほどの量の車が、比較的安価に出回っているのが秋の中古車市場なのです。

車種によって安い買い時がある！

中古車のジャンルはあらゆる車種に及びます。セダンやワンボックスカーだけはありません。

スポーツカーやオープンカーもありますね。

この車種は好きな人にはたまらないジャンルで、いつかはカッコいいオープンカーがほしい！と思っている人もいるでしょう。

では、オープンカーの買い時、安い時期はいつか。

オープンカーの買い時は冬なんです。

おかしな話ですが、オープンカーを冬に買おうというお客さんは多くありません。見た印象が寒いと思うからでしょうか。

オープンカーを購入する人のほとんどは、趣味のセカンドカーとして乗り回すことが多いです。

なので冬のあいだに購入しても問題はないはずですが、実際にはオープンカーが売れるのは4月ごろから真夏の時期。オープンにして、さっそうと走れるシーズンによく売れるのです。

結果として、冬の時期に買えば購入価格もかなり安くて済むのですが…不思議なところですね。

では、冬に価格が上がるのはどの車種でしょうか。

冬に価格が上がるのは４WD車（四駆車）です。

とくに雪国ではよく売れますね。秋になってからは、やはり冬の足回りを気にして、４WDをチョイスする人が急増します。４WDは1年じゅう売れている車種なので、いつが安いとは言えませんが、秋から冬にかけて購入するのは控えたほうがいいでしょう。

新古車を狙うなら春シーズンです

中古車の中には、未使用車（新古車）と呼ばれる車があります。これは、ディーラーで使っていた試乗車や展示車です。

一般的な中古車と違って走行距離もほとんどありませんし、キズ（傷み）も少ない。もちろん点検や整備、メンテナンスもきちんとされているので安心です。

こういった未使用車は春に出回りやすいです。

こんなふうに、中古車の旬を見極めて購入すればかなりお得に状態の良い中古車が手に入りますので、参考にしてみてください。