マツダRX8とホンダS2000の違いは？両車の特徴を踏まえて選びたい！
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マツダのスポーツカーであるRX-8とホンダのスポーツカーであるS2000は、どちらもFR駆動方式でありながら、その特徴は大きく異なります。
どちらも人気のスポーツカーなので、乗りたいと思っている方は少なくないと思います。
今回は両車の特徴の違いについてお伝えします。
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マツダRX-8の特徴
マツダは国産メーカーでは唯一ロータリーエンジンを市販車に採用。現在もっとも高年式でロータリーエンジンを搭載している車両がRX-8（あーるえっくす えいと）です。
４ドア・4シーターのRX8ですが、実際に乗ってみるとコレが全く気になりません。それどころかハンドリングはスポーツカーそのもの。レブリミットは9000回転（Type S）。
ロータリーエンジンはマツダのモデルにのみ使用されています。
一般的な車両に搭載されているエンジンは「レシプロエンジン」と呼ばれ、ホンダのS2000はレシプロエンジン搭載車です。
レシプロエンジンは往復運動によって出力を得るのに対し、ロータリーエンジンは、回転動機構を利用して熱エネルギーを回転動力に変換し出力するエンジンです。
ただし、レシプロエンジンは往復運動によって、吸気・圧縮・膨張・排気のサイクルを行うのに対し、ロータリーエンジンはおにぎりのようなローターで区分けされた3つの空間を作り、その空間で吸気・圧縮・膨張・排気のサイクルを並行して行うコトが出来るのが特徴です。
そのため、理論上ではロータリーエンジンが1回転で得られる爆発によるエネルギーは、同じ排気量のレシプロエンジンと比較しても倍以上の出力を得ることが出来ます。
エンジン排気量自体は小さいですが、大排気量同等の出力を得られるため、エンジンをコンパクトに設計することが出来、結果重量を軽くすることが可能です。
また、回転運動となるため、スムーズにエンジンが回り騒音や振動が少ないのも特徴的です。
ちなみに、ロータリーエンジンRENESIS(レネシス)には最高出力210ｐｓの「スタンダード仕様」と250ｐｓの「ハイパワー仕様」が用意されています。
ロータリーエンジンは、他メーカーでは採用されていません。
独特のエンジンであるロータリーエンジン搭載車に乗りたい方は、（2020年2月現在）ロータリースポーツの最後となったRX8がおすすめです。
ホンダS2000の特徴
1999年4月「S800」以来29年ぶりにFRスポーツ開発をして誕生したのが、ホンダ伝統の「S」を付けた「S2000（えす にせん）」です。
エンジンは、アコードやオデッセイに搭載されていた「F型」エンジンを改良した、2000ccの直列4気筒 VTECエンジン「F20C」。リッターあたりで、125馬力(最高出力250馬力)というレーシングマシン(F1)並みの魅力あるエンジンと言えます。
ホンダのS2000は高回転型レシプロエンジンを搭載し、レブリミットは9,000回転。オープンカーとしての構造を持ちつつ、スポーツ性も高めたホンダらしいエンジンです。
また、S2000のボディは「ハイ Xボーンフレーム（はい えっくす ぼーん ふれーむ）構造」を採用。
そのため、オープンカーではありながらクローズドボディ同じレベルでの剛性・衝突安全性を実現。ミッションは6速MTのみと硬派な設定でしたし、この6速マニュアルはS2000専用品でした。
もちろん、50対50の前後重量配分で「FR駆動」を成立させています。
2005年には３回目のマイナーチェンジ。F20Cエンジンの排気量を2Lから2.2Lに。型式も「AP1」から「AP2」に変更しました。
ただ、マイナーチェンジの後…アクセルが敏感で扱いにくいエンジンになってしまったと。このときは本格的なスポーツ走行を求めていない層向けに改善し、やや最高出力を下げ中低速トルクを扱いやすく変更しています。
2009年９月には販売終了。ホンダ最後のFR車、ホンダが作る市販車レーシングカーのS2000。
ホンダ好きならまず試しておきたいホンダを知ることのできる１台と言えるでしょう。
両車の特徴をしっかり踏まえて選択しよう
このように、マツダのRX-8とホンダのS2000は同じスポーツカーでありながら、搭載されるエンジンやボディスタイルが異なります。
とはいえ、正直どちらも人気があり特殊なスポーツカーと言えるので「こっちが良い」とは言えません。
両車は販売終了車両なので、簡単に試乗することができませんが、もし購入するとなれば、是非試乗してみることをおすすめします。
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