ミニバンと軽自動車を二台持ちした時の維持費はいくらなの？

都心部ならともかく、郊外に住んでいれば、車のない生活なんて考えられないひとは多いのではないでしょうか。

そして家族が増えれば、車1台では足りなくなってきますので必然的に二台持ちになる家庭は少なくありません。

ではファミリーにぴったりのミニバンと軽自動車の2台を持った場合、維持費はどれくらいかかるんでしょうか。

ミニバンの維持費は？

「ミニバン」と呼ばれる車は、６～８人乗りのファミリーカーです。

年間の維持費は車種によって変わりますが、一般的に維持費が安いといわれるのは排気量1500㏄のタイプ。こちらは車に関する税金や保険料、車検料が比較的やすく抑えられます。

たとえば、シエンタ（トヨタ）クラスを新車で買った場合の維持費は、自動車関連の税金（自動車税・重量税など）が…

年間で約47,000円です。

ここに保険料（自賠責・任意保険）が約74,000円。税金と保険料だけで121,000円が必要です。車にかかる維持費はこれだけではありません。オイル交換とタイヤ交換費用が約16,000円がかかるとして、合計で137,000円が必要です。

これはざっくりした概算ですし、車検料・ガソリン代・駐車場代を含んでいません。

また車の維持費は車種によって大きく変わりますから、目安ですね。それでもミニバン1台の維持費は、年間で15万～20万円ていどは必要だと覚えておきましょう。

軽自動車の維持費は？

いっぽう、維持費が安いといわれる軽自動車では、年間の維持費がぐっと下がります。

税金は年間で約10,000円（正確には10,800円）、保険料が50,000円で約68,000円。オイル交換とタイヤ交換費用が約20,000円として、合計で約88,000円です。

ミニバンとの費用差は歴然としていますが、年間にするとやはり費用はかかります。そしてミニバン＋軽自動車の合計2台分にすると、ガソリン代・駐車場費用など以外の費用で、約23万～28万円ていどは支払う計算になるんです。

２台目購入時期は1台目の車検時期とかぶらせない！

これだけの費用を毎年払っているうえに、2台持ちの場合は車検費用も考えねばなりません。

2台分の車検費用がまとめてくると、金額はさらに跳ね上がります。

ミニバンの法定費用（車検費用）は51,530円【24,600円(自動車重量税)、25,830円(自賠責保険料)、1,100円(印紙代)】、軽自動車の法定費用合計は32,770円【6,600円(自動車重量税)、25,070円(自賠責保険料)、1,100円(印紙代)】です。

これが二台同時に来ると、84,300円です。

もちろんこれは法定費用ですから、最低金額になり、修繕費用や部品代が別途かかります。

これから2台目の軽自動車を購入しようというひとは、購入タイミングをよく考えて2台分の車検時期が重ならないように注意しましょう。