ランクル80の寿命は？走行距離20万キロも余裕？何万キロ走るか調べてみた

中古車市場には走行距離の多い車両も多数流通し、中には走行距離10万キロ以上の過走行車も販売されています。

特にランクル80のように年式の古い車ともなれば、過走行車もたくさん販売されています。

購入を検討されている方は「走行距離の多い車を買っても大丈夫なのか？」なんて不安になりますよね。そこで、今回はランクル80の寿命について、走行距離何キロまで走るのか調べてみました。

ランクル80は走行距離20万キロ超えでも余裕

結論からお伝えしますが、ランクル80は走行距離20万キロを超えていてもまだまだ余裕で走ります。

その証拠に走行距離20万キロ以上の車両が中古車市場にかなり多く出回っています。しかも、その大半が車両価格100万円を超えているのです。

他の車種なら走行距離20万キロを超えるとほとんど価値が無くなり、廃車にするしかありません。なぜランクル80はこれほどまでに寿命が長いのでしょうか？

その理由はランクル80の頑丈さにあります。

ランクルを開発する際にトヨタの技術者は「世界で一番最後まで残るクルマを目指したい」という思いで開発しました。その結果、走行距離が多くても故障せず、長期間雨にさらしていても錆びない驚異的な耐久性を誇る車が完成したのです。

また、日本は舗装状態が整っているので、走行距離が20万キロを超えていても、車両状態がそれほど劣化しません。

多少無理な乗り方をしても大きな故障はしないでしょう。他の車種では実現不可能な耐久性をランクル80は可能にしているのです。

海外には走行距離50万キロ超えの車両もある

「ランクル80は20万キロを超えても壊れないなんてすごい！」と思った方は少なくないでしょう。

しかし、ランクルのすごさはこれで終りません。

実は海外では走行距離50万キロを超えるランクル80がまだまだ現役で走っています。つまり…

ランクルは50万キロでもしっかり走れるということです。

先ほどもお伝えした通り、ランクルは耐久性の優れた車です。そして、海外の道路の舗装状態は日本ほど整備されておらず、車の寿命を縮めてしまうような悪路が多数存在します。

そんな劣悪な道路状況において、ランクル80のような頑丈な車は人々に重宝されます。

とはいえ、ランクルが50万キロも無故障で走れるわけでもありません。

実は「耐久性が高い」と言われるのは「純正部品が今でも供給されている」からなんです。

一般的な車の場合、販売終了後８年の部品供給をしてください。と決まりがあります。（きっちり8年で終わりではありませんが。）

ですが、世界的に人気のランクルとなると、販売から30年以上の今でもすべてではありませんが、純正部品が手に入ります。

要するに何を言いたいのかというと、ランクル80のような古い車がたとえ故障しても純正部品があるのでしっかりと直せるってことです。

さらに…日本で売れなくなったランクル80でも続々と輸出され、高値で取引されているんです。

ランクルほど耐久性があり人気のある車は、世界中どこを探してもまず見当たらないですよね。

中古車を購入する前に試乗して車両状態を確かめよう

中古車市場では走行距離20万キロ～30万キロのランクル80が100万円以上の高値で販売されています。

走行距離が多くてもメンテナンスをしっかりと行っていれば壊れないのがランクルの強みです。

しかし、いくら頑丈だと言っても、メンテナンスを怠れば車両状態が悪くなり、故障を起こす可能性も高くなります。

そのため、中古車を購入する前に必ず試乗して車両状態を確認しておきましょう。

「アクセルやブレーキは踏み辛くないか？」「ミッションはきちんと作動するか？」「エンジンから異音はしないか？」などを実際に走らせて確認するのです。

また、中古車販売店の中には整備不良車や事故歴のあるランクル80を正常な状態と偽って販売する悪徳業者が存在します。

偽って販売することがあるの？と思われるかもしれませんが、ランクルに限らず人気車両は一部情報を偽って販売する店舗が実際にありますので注意が必要です。

万が一走行中に車が故障してしまうと、重大な事故を招いてしまいます。できることなら試乗して少しでも状態をチェックしてから購入しましょう。

もし、試乗を断られるようなことがあれば、そのような中古車販売店からは購入しないようにしましょう。

絶対とは言い切れませんが、何かやましいことがあるのかもしれません。

ガリバーやアップルなど大手中古車販売店では、中古車でも試乗させてくれます。また、車両整備も定期的に行っていますし、事故車を買わされることもまずないと思って良いでしょう。