RX-8の中古車を購入する時に注意すべき３つのポイントとは！？

今回は、ロータリーエンジンを搭載するマツダのスポーツカーRX-8の中古車を購入する時に、注意すべき３つのポイントについてお伝えします！

この３つのポイントを守るかどうかで、良質なRX8を購入できるかどうかが決まります。購入後に後悔しないためにも、ぜひ参考にしてくださいね。

RX8の前期型か後期型

RX-8には前期型・後期型があります。

この前期型と後期型の違いでは、デザインでの変更点だけではなく、走行性能面にも手を加えています。例えば、フロントストラット部分を含めたパネル板厚を増加し、剛性を向上させています。

また、リアサスペンションのジオメトリーを変更し、変速機もアイシン製から内製化されています。

エンジン部分では、オイルパン形状変更によるエンジンオイル量の増加、ハウジングの結合強度の強化、オイルクーラーをツイン化、など大幅に変更されており、エンジン単体で見れば前期と後期型では別物のエンジンとなっています。

このように、RX-8は足回りから主要機関部分にも手を加えられて登場したのが後期型です。この為、前期型では不満の有った点も後期型では改良されて登場していることもあり、より洗練されたRX-8が欲しい方は、迷わず後期型を選択することをおすすめします。

流通台数は前期型が多い

RX-8は前期型、後期型がありますが、圧倒的に流通台数が多いのが前期型です。

また、車両価格も年式が古い前期型の方が、比較的安価です。

初代登場時は2003年と初期モデルであれば16年落ちとなり、価格もこなれています。ただし、年式が古いほど、走行距離も多走行の車体が多くなりますので、購入時には車両状態のチェックが重要です。

そして、後期型は前期型と比べ流通台数が少なく、また、流通台数が少ない割には特別仕様車が多く出回っており、価格は高値を推移しています。さらには、モデル末期となると2012年式となり、比較的高年式ということもあり、その分も価格に反映されているので高値で取引されています。

流通台数が多く、手軽に購入するなら前期型がおすすめです。

前期型をさらにブラッシュアップしたのが後期型モデルなので、より良い状態のRX-8を手に入れたい方は迷わず後期型を選びましょう。

エンジンの圧縮に注意

ロータリーエンジンは構造上、圧縮漏れが起きやすいです。

この圧縮漏れによる圧縮低下が起きると、燃焼自体が不完全となり、本来得ることが出来るはずのパワーがでなくなってしまいます。

また、未燃焼ガスによって、エンジンオイルが希釈されたりプラグを湿らせてしまったりと、不具合を発生リスクも高くなります。

くわえて、未燃焼によって燃費も悪くなってしまいます。

これは、ロータリーエンジンである以上、エンジン内部が摩耗し劣化して発生してきます。ただし、エンジン内部なので一目で判断することは出来ません。

ですが、この圧縮状態を計測することが出来る機器があります。

マツダのディーラーや専門の整備工場であれば用意されています。購入時もしくは購入後にチェックをし、車両の状態をチェックしておくといいでしょう。

RX-8の中古車を購入する時の注意点まとめ

RX-8を購入する際には、上記３点に注意しながら車両を選んでみてください。

エンジンの圧縮については、中古車販売店で調べることは非常に難しいです。

出来れば調べて頂きたいポイントではありますが、機器がない場合は、せめてエンジンを掛けたり可能であれば試乗をさせてもらえると良いですね。

また、すでに新車販売が終了しているため年式が古く、流通台数も減っていきますので、気になる方はまだ流通台数が多いうちに購入を検討されるがおすすめです。

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