ミツビシパジェロミニ復活の可能性は？最新情報をまとめてみた【2025年】

小さなボディに本格4WDの魅力が詰まった軽自動車のパジェロミニが「再び帰ってくるかも？」と話題です。

かつての人気モデルが再登場する可能性は？最新の噂や市場動向を踏まえて解説します！

①「復活プラン」は密かに進行中？

軽SUVブームが続く中で、「パジェロミニ復活」の噂が再燃しています。実はこの計画、最近始まった話ではありません。複数の業界筋によると、三菱自動車の社内では2022年ごろから継続的に“復活プラン”が検討されているといわれています。

三菱にとってパジェロミニは、かつて人気を博した名車であり、ブランドとしての価値も高い存在です。そのため、軽SUV市場が盛り上がりを見せる中で「もう一度復活させるべきでは？」という声が技術陣や企画部門から上がっていたそうです。

初期の構想段階では、往年のファンを魅了したラダーフレーム構造＋縦置きエンジンという本格派SUVの構造を再現する案も存在しました。パジェロやジムニーのような“走破性重視”の方向性での復活が一時期真剣に検討されていたのです。

しかし現実は厳しく、コストの問題や衝突安全基準、燃費性能の達成など、現代の法規や開発条件とのギャップが大きく、その構造は商業的に現実的でないと判断されました。加えて、現在の三菱の軽自動車開発は日産との合弁会社NMKVを中心に行われているため、既存の共通プラットフォームを活用する方向性が主流となっています。

このように、本格オフローダーとしての復活案は一旦見送られたものの、現代的な軽SUVとして再定義された“新生パジェロミニ”の企画は、現在も水面下で進行している可能性が高いと考えられています。

② NMKVプラットフォーム標準化へシフト

そこで浮上したのが、三菱と日産が共同開発するNMKVプラットフォームの採用。これは軽EV／eKクロス、eKスペースと共通化ができ、開発コストと生産効率を大きく抑制できます。ベストカーでは「ラダーフレーム構造にこだわらず、軽SUVらしい使い勝手＋タフな見た目を狙う」と報じられています 。

③ “硬派クロカン”から“軽クロスオーバーSUV”へ方向転換

かつてのパジェロミニは、軽自動車ながらラダーフレーム構造を持つ本格クロカンという、非常に珍しいコンセプトを持っていました。復活プランの初期にも、そうした“硬派オフローダー”としてのDNAを継承する形で再登場する構想が練られていたようです。

特にスズキ・ジムニーの大成功は、ライバルとしての立ち位置を持つパジェロミニにも強く影響しており、「ジムニーに対抗できるもう一つの選択肢を三菱から出すべきだ」という声も社内では少なくなかったとされます。

しかし、現在ではその構想はやや方向転換をしているようで、より多くのユーザー層にマッチするクロスオーバーSUVとしての性格が強まっているとのこと。つまり、悪路走破性をウリにする“本格クロカン”ではなく、日常での使いやすさやデザイン性を重視したモデルとして再設計が進められている可能性が高いのです。

たとえば、ボディ構造はラダーフレームではなくモノコック構造を採用し、さらに利便性の高い5ドアレイアウトになると伝えられています。これはジムニーの3ドア構成とは異なり、ファミリーユースや買い物など、都市生活での実用性を重視した内容と言えるでしょう。

また、足回りやパワーユニットも「本格派」というよりは、eKクロスなどと共通のベースを活かした構成になる見込み。ターボ仕様と自然吸気、マイルドハイブリッド、そしてスタンバイ式4WDといった、多様なニーズに応える仕様が期待されています。

このように、復活するとしても新型パジェロミニは、かつての“クロカン魂”を完全再現するものではなく、現代のニーズに応じた“使える軽SUV”としてのポジションにシフトしていくと見られています。

④ 復活スケジュールは？

2025年秋にコンセプトモデルが発表され、翌2026年に市販化という流れが予測されています。国内販売を意識した「サプライズ発表」が期待されている段階です 。

⑤ 予想スペックまとめ

• ボディサイズ：5ドア＋NMKVプラットフォーム採用
• パワートレイン：660cc NA／ターボ＋マイルドハイブリッド
• 駆動方式：FFまたはスタンバイ式4WD
• 安全・装備：衝突回避支援「ADシステム」搭載

これは、現行「デリカミニ」の成功を受けて、同系統の使い勝手を前提にした仕様で、市場ニーズに沿った内容といえるでしょう 。

⑥ なぜ今、復活のタイミング？

理由は軽SUV市場の急拡大と「デリカミニ」の成功です。デリカミニはeKクロスベースながら派生車種として大ヒット。社内外から「これならパジェロミニも復活できる」との声が高まっており、軽SUV熱はますます勢いを得ています。

⑦ 現時点での注意点：過度な期待は禁物？

ここまでパジェロミニ復活に関する期待や最新情報をお届けしてきましたが、現時点では注意すべきポイントも多く存在します。あくまでも噂段階であることを前提に、冷静に状況を見極めることが大切です。

まず大前提として、2025年7月現在において三菱自動車から公式なアナウンスは出ていません。メディアや自動車業界関係者による信ぴょう性が高い内容も含まれてはいるものの、あくまでも「社内検討段階」や「取材ベースの推測」に過ぎません。ファンとしては盛り上がる話題ではありますが、正式な情報が出るまでは一喜一憂せず、慎重に見守る姿勢が必要です。

また、パジェロミニの復活においては車体構造の方向性が完全に固まっているわけではなく、現状ではeKクロスなどと同様のNMKVプラットフォームをベースに開発される可能性が高いとされています。つまり、かつてのようなラダーフレーム構造や縦置きエンジンといった“本格オフローダー”としての特徴は再現されない可能性が濃厚です。そうした意味では、「かつてのパジェロミニの走破性を期待していた」という層にとっては、やや期待とは違う仕上がりになるかもしれません。

そしてもうひとつ重要な点として、復活の可否は市場動向と企業判断に大きく左右されるという現実も見逃せません。近年の軽SUV市場は盛り上がりを見せているとはいえ、同時に電動化・自動運転・安全基準の強化など、車開発にかかるハードルは年々高まっています。

パジェロミニというブランドの“価値”をどう再構築し、コストと利益のバランスをどのように取っていくかは、三菱にとって極めて戦略的な判断材料になります。単なる復刻では済まされない、難しい判断が求められているのです。

以上のように、パジェロミニ復活の話題は非常に魅力的で注目すべきトピックではありますが、現時点ではまだ確定情報ではないという点を忘れずに。今後の動きに期待を寄せつつも、冷静な視点で続報を待つことが大切です。

まとめ：復活の可能性と今後の注目ポイント

今後のチェックポイント

• 2025年秋開催のモーターショー（特にジャパンモビリティショー）でのコンセプト発表
• 三菱公式サイト／プレスリリースの動向
• 特許出願や開発車両（テスト車）の目撃情報

テリオスキッド、ジムニーとは異なる、より実用的で快適な軽SUVとしての再登場が期待されます。今後の続報をお楽しみに！