ランクル80の年間維持費が超ヤバい！？知らないと手放すにハメに！

ランクル80は今なお高い人気を誇るクロカン車ですから、乗れるものなら乗りたい・所有したいと思っている方は多いと思います。

ですが、ランクル80ともなると発売から30年以上。年間でどれくらいの維持費がかかるのか気になりますよね？

中古車価格はすぐにわかりますが、維持費に関しては想像が付かない人も多いと思います。

そこで今回は、ランクル80の年間維持費について詳しくお伝えします。

なお…ランクル80には1ナンバー車と3ナンバー車がありますが、ここでは3ナンバー車の維持費を算出しています。

自動車税と自動車重量税

「自動車税」は毎年４月に翌年３月までの分をまとめて支払う必要がある税金のことです。

税額は排気量によって決まっています。ランクル80の排気量は4,000ccなので、自動車税は年間87,900円となります。

続いて自動車重量税ですが、これは車の重量に対して課される税金です。

車検ごとに支払う必要があるので、２年毎の計算になります。ランクル80の重量は2,230kgなので、自動車重量税は2年で63000円。1年当たり31500円です。

自動車保険料

自動車保険には自賠責保険と任意保険の２種類があります。

自賠責保険は車を所有する人全員に課される保険のことです。ランクル80の自賠責保険加入料は、年間25830円となります。

任意保険は自賠責保険では補填しきれない範囲の損害を保証する保険のことです。

加入は強制ではないので入らないという手もありますが、一般的には加入している方が70％以上いるというデータがありますので、こちらでは加入しているとして話を進めます。

自賠責保険料は車の年式や運転者の年齢、等級などによって変わるので、金額は人それぞれです。ここでは、「10等級、ゴールド以外の免許、25歳・・・」などの条件を設定して計算しました。

すると年間85000円となりました。

車検・メンテンス費用

車検にかかる費用は、「車検基本料」「法定費用」を足したものです。

車検基本料はディーラーや整備工場で車検をしてもうらう際にかかる料金のことで、ランクルの車検費用は平均で50000円かかります。

法定費用は「自動車重量税」「自賠責保険料」「検査登録印紙代」の３つを合わせたものとなりますので、ランクル80の場合、自動車重量税31500円＋自賠責保険料25830円＋検査登録印紙代1,800＝59130円となります。

以上のことから、車検基本料50000円＋車検基本料59130円＝109130円。ただしこれは２年毎の金額になりますので、１年分に換算すると54565円になります。

続いてメンテンス費用です。

ランクル80は新車の販売終了から20年が経過しており、中古車でしか手に入りません。そのため、メンテナンスを怠ると、いくら頑丈なランクル80だからと言っても故障が頻発してしまいます。

少なくとも年間3万円のメンテンス費用は見積もっておきましょう。

ガソリン代・駐車場代

ランクル80の燃費は平均で5.7km/Lとなっており、リッター130円の場合、年間10,000キロ走行で約228000円のガソリン代がかかります。

一方駐車場代は、都道府県によって変わってきます。

１ヶ月の駐車場代は東京都だと平均32,000円ほどですが、人口の少ない島根県や徳島県では月5,000円前後で借りることができます。かなり開きがありますが、ここでは月額10,000円とします。年間で120,000円の駐車場代がかかることになりますね。

ランクル80の年間維持費合計はいくら？

ランクル80にかかる年間維持費は、自動車税87900円＋自動車重量税31500円＋自賠責保険料25830円＋任意保険料85000円＋車検費用54565円＋メンテナンス費用30000円＋ガソリン代228000円＋駐車場代120000円＝合計662795円です。

この金額はかなり高いです。

たとえばプリウスの年間維持費は平均で36万円と言われています。もし購入時にランクル80を安く手に入れられたとしても、年間維持費は約70万円近くかかってくるので注意が必要です。

70万円と言えば、20代後半～30代の大卒サラリーマンの方の平均月収の2か月分以上となります。やはりかなり高い維持費ですよね。

月間で5～6万円の出費となりますね。あまり無計画に購入すると、維持できず結局手放さなければならない。ということにもなりかねませんので、ご自身の経済状況をしっかりと把握した上で、ランクル80を購入するようにしてくださいね。