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JB23ジムニーとジムニーシエラ|走行性能やエンジン性能が優れているのはどっち?

JB23ジムニーとジムニーシエラ

「ジムニーとジムニーシエラどっちを購入すればいいですか?」このような質問をよく受けます。

今回紹介するのは新型ジムニーではなく、JB23ジムニーとJB43型シエラです。

確かにどちらも同じ「ジムニーシリーズ」の車なので、迷うのも無理はないと思います。なのでここでは、両車の性能を比較してみました。

中古車購入の参考にして頂けると嬉しいです。

 

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悪路走破性は同等と考えて良い

悪路走破性は同等と考えて良い

国産メーカーの一つであるスズキの本格派オフロード車がジムニー(JB23)です。それに対し、構造躯体はジムニーと共通しつつも、ボディトレッドの拡大、K6Aの660ccターボエンジンからM13Aである1300ccに換装され、軽自動車から普通車に拡大したのがジムニーシエラ(JB43)です。

構造躯体は同様で、昨今採用されているモノコックボディではなく、強度と耐久性重視のラダーフレームを両車に採用されています。このため悪路での走破性は優れていて、駆動方式も両車パートタイム4WDとなっています。

サスペンションも両車、固定軸であるリジットアクスル方式で、どちらも悪路の走破性は同等です。

タイヤサイズはジムニーは175/80R16に対し、ジムニーシエラはさらにワイドタイヤとなっており、サイズは205/70R15と普通車ならではの採用サイズとなっています。ワイドタイヤならではの接地性、走破性はジムニーシエラが一枚上手です。

エンジン性能や安全性能はジムニーシエラに軍配

エンジン性能や安全性能はジムニーシエラに軍配

ジムニーとジムニーシエラのもっとも異なる点はエンジンです。ジムニーは660ccにターボチャージャーを組み合わせた過給エンジンに対し、ジムニーシエラは1300ccの自然吸気エンジンとなっています。

過給エンジンは、過給によって馬力やトルクを上げやすいですが、デメリットとして熱効率の低下、重量増、過給が始まるまでのターボラグなどがあります。

対して、自然吸気エンジンは過給が無いため、回転数に応じて素直に力を発生させるのでスムーズです。

なので、ジムニーシエラは23ジムニーと比較してスムーズにエンジンが回り、ターボラグがないです。

また、馬力やトルクもジムニーと比べると出力は向上されているので余裕があります。その余裕は高速道路など、高速域での差に繋がります。出力に余裕があるので、高速道路における運転のしやすさはジムニーシエラの方が上手です。

くわえて、トレッド幅も拡大されているため、ジムニーシエラの走行安定性能はさらに向上しています。

さらにボディが拡大化されたことによる、衝突安全性能も向上しています。安全面でも有利です。このように、普通車サイズに拡大化されたことによるメリットは様々です。

軽ジムニーVSシエラの街乗りや高速走行

軽ジムニーとシエラの街乗り・高速走行時の乗り心地や性能などを比較してみました。

軽ジムニーの街乗りや高速走行

まずは、軽ジムニーの街乗り・高速走行について説明します。

軽ジムニーの街乗りについて

軽ジムニーはオフロード走行に特化した構造になっているため、街乗りにおける乗り心地は通常の軽自動車と比べると悪いです。市街地を走っていると強い揺れを感じますし、インパネ周りのきしみ音も気になって仕方ありません。

なぜここまで乗り心地が悪いのかというと、ホイールベースが短いためです。ホイールベースが短いことで車体が振られるため、走行時は安定性に欠けてしまうんです。これが乗り心地の悪さにつながっています。

軽ジムニーのホイールベースは、わずか2,250mmしかありません。

一般的な軽自動車のホイールベースは2,450mm以上あるので、いかに軽ジムニーのホイールベースが短いかがお分かりいただけると思います。(新型ジムニーのホイールベースも2,250mm)

それでも、JB23型は旧型に比べるとホイールベースが長くなっているため、(JA11/12型は2,030mm)これでもかなり乗り心地は改善された方です。乗り心地に関する不満の声も、以前よりは聞かなくなりました。ただそれでもやはり、一般的な軽自動車に比べると、街乗りでの快適性は損なわれてしまいます。

軽ジムニーの高速走行について

軽ジムニーの高速走行時の快適性は、街乗りの時よりもさらに悪いです。車体が軽い上に車高が高く設定されているため、横風によってかなり揺れます。強風の日に高速道路を走っていると、強い揺れで思わずヒヤッとしてしまうほどです。

そして、もう1つ気になるのが騒音です。軽ジムニーのエンジン回転数は80km/hで3,500rpm、100km/hで4,350rpmと、速度が上がるにつれて異様に高くなっていきます。80km/hを超えた当たりからエンジン音が唸りだし、100km/hに到達する頃にはあまりの騒音に怖くなってしまうほどです。もちろん揺れも速度が上がるにつれて激しくなります。車体が安定しないので、高速道路での無理な追い越しは危険です。

軽ジムニーのギア比は低速重視になっているため、悪路を走行する時は力強い走りをみせるのですが、高速走行になると明らかに力不足で加速が悪くなります。これは軽ジムニーに限らず、パワーの弱い軽自動車の宿命とも言えますね。

軽ジムニーで高速道路を走行したり長距離移動をする時は、ストレスと疲労がたまりやすいかもしれません。

軽ジムニーの街乗りや高速走行まとめ

以上のように、軽ジムニーの街乗りや高速走行に関してはデメリットが多いです。先述の通り、軽ジムニーはオフロード走行を目的としてつくられた車なので、街乗りや高速道路での快適性や走行性能を求めるのは無理があります。

ただ、デメリットが多いと言っても、近場への移動や通勤メインで軽ジムニーに乗っている人はたくさんいます。そして、これらの人達は軽ジムニーのデメリットをしっかりと把握した上で乗っているんです。街乗りが不向きなのにどうして乗るのかというと、やはりオフロードでの走破性・4WD性能に魅力を感じているからです。

普段は多少不便な思いをしても、休日はオフロード走行を思いっきり堪能できます。軽ジムニーのオフロード走破性を一度体感すると、街乗りや高速走行が不便であっても乗りたくなるんですね。購入を迷っている方は、街乗り・高速走行にデメリットがあることを踏まえて購入することが重要です。

シエラの街乗りについて

シエラの街乗りや高速走行

次に、シエラの街乗り・高速走行時の性能や乗り心地についてそれぞれまとめてみました。

シエラのホイールベースは、軽ジムニーと同じ2,250mmと短く、市街地での走行では多少の揺れや突き上げを感じてしまいます。ただ、トレッド(左右タイヤの距離)が1,355mmと広めに設定されています。これによって、地面に対して踏ん張る力が強くなるため、コーナリングにおける安定感が増します。

シエラのホイールベースは軽ジムニーよりも90mm広いので、街乗りでの快適性は軽ジムニーに勝っています。直進安定性にはやや不安がありますが、それでも軽ジムニーほどの揺れに悩まされることはありません。

ただし車高が高い分、コンパクトカーやセダンと比較すると乗り心地は悪いです。あくまで軽ジムニーと比べると良いという感じです。やはり、オフロード車であることから、街乗りでの乗り心地の悪さには多少目をつぶらなければいけません。

シエラの高速走行について

高速走行に関しても、軽ジムニーに比べると断然安定感があります。排気量が軽ジムニーの倍以上ですので、その分パワーとトルクに余裕があります。また、静粛性に関しても、軽ジムニーとは比べ物にならないくらい良いです。

軽ジムニーの場合は、80km/hを超えるとエンジンが唸り声を上げて恐怖すら感じますが、シエラなら騒音はそこまで気になりません。そのため、高速道路での走行や長距離運転では、ゆとりある走りを楽しめます。やはり、軽自動車と普通自動車の差といったところでしょうね。

ただそれでもギア比が軽ジムニー同様低速域重視なので、速度が上がるほど騒音が激しくなることには変わりありません。同クラスの普通自動車に比べると明らかに騒音が大きいです。また、シエラは普通乗用車ではあるものの、車重が軽ジムニーとあまり変わらない上に車高が高いので、スピードを出すと揺れが気になってしまいます。

軽ジムニーと比べると静粛性・快適性は変わりませんが、同クラスの普通自動車に比べると不便さがあることは否めません。

シエラの街乗りや高速走行まとめ

以上のことから、シエラも街乗り・高速走行は得意ではありません。

オフロード走行用につくられているので、実用面では目をつぶる必要が出てくるでしょう。

ただし、軽ジムニーに比べると安定性や静寂性に優れているので、オンロードでの走行も重視したい人や軽ジムニーのオンロード性能に不安がある人は、購入を検討する価値がありますよ。

経済性は軽ジムニーに軍配

経済性はジムニーに軍配

ジムニーシエラは普通車なので、税金面においては軽自動車であるジムニーと比べると不利となってしまいます。

また、タイヤサイズもより幅広いものなので、メンテナンス代としてもジムニーシエラの方がかさんでしまいます。

では具体的にどれくらいのコストがかかるのか?両車の年間維持費を比べてみました。

軽ジムニーの年間維持費

まず軽ジムニーの年間維持費ですが、排気量が660ccなので、自動車税は10,800円かかります。自動車重量税は3年で24,600円なので、1年当たり8,200円となります。自賠責保険料は36ヶ月で34,820円なので、1年当たり11,607円です。

自動車保険料の加入は任意ですが、万一の事故に備えて加入しておいたほうが良いでしょう。保険料は年齢や等級によって変わってきますが、60,000円は見ておいた方が無難です。車検費用は年間12,000円必要です。ガソリン代は年間1万キロ走行で約150,000円必要となります。駐車場代は月額15,000円として、年間180,000円かかります。その他メンテンナンス代やリサイクル料金を合わせると、30,000円必要となってきます。

以上の維持費を合計すると、軽ジムニーの年間維持費は462,000円となります。

シエラの年間維持費

続いてシエラの年間維持費です。排気量が1,300ccなので、自動車税は34,500円になります。自動車重量税は3年で36,900円なので、1年当たり12,300円必要です。自賠責保険料は36ヶ月で35,950円なので、1年当たり11,984円です。

自動車保険料は、軽ジムニー同様60,000円は予算に入れておきましょう。車検費用は20,000円。ガソリン代は年間1万キロ走行でおよそ136,000円かかります。駐車場代は軽ジムニーと同じで年間180,000円。その他メンテンナンス代やリサイクル料を合わせると、60,000円が必要です。普通自動車であるため、軽ジムニーよりもメンテンナンス費用がかさんでしまいますね。

以上を合計すると、シエラの年間維持費は494,784円となります。

経済性まとめ

以上のように、軽ジムニーの年間維持費は、シエラよりも約32,000円安くなります。税金や保険料、メンテンナンス代は普通車の方が高いので、経済性の面においてはシエラは分が悪いですね。

ただし、燃費はシエラの方が良いので、結果的に維持費はそこまで大きく開きませんでした。この「32,000円」という数字を高いと捉えるか安いと捉えるかはあなた次第です。

普通自動車・軽自動車というくくりで考えるのではなく、どれくらいの予算をかけれるのか、どれくらい乗る予定なのか、どんな目的で乗るのかなども加味しつつ、購入を検討してくださいね。

軽ジムニーVSシエラの実燃費

先程、経済性のところで燃費(ガソリン代)について軽く触れましたが、ここではさらに詳しく両車の燃費性能を比較してみました。

軽ジムニーの実燃費

軽ジムニーの実燃費

軽ジムニーのカタログ燃費(10・15モード)は、13.2km/L~16.4km/Lとなっています。実燃費は高速道路を走行した場合が9.5km/L、街中をメインに走行した場合は9.0km/Lでした。1年間にかかるガソリン代(走行距離1万キロ、リッター135円で計算)は、142,105円~150,000円です。

実燃費はカタログ燃費を大きく下回ってしまいました。10km/L以下というのは、最近の低燃費志向から考えるとあり得ないくらい悪いです。軽ジムニーの燃費の悪さは有名で、特に冬場は8km/L台にまで落ちてしまうことさえあります。

燃費を少しでも向上させるためには、街乗りでは常に2WDモードで走行したり、荷物を必要以上に積まないなどの工夫が必要です。また、燃費向上シガープラグを用いてエンジン・電気系統の性能を上げることで、燃費を向上させることも可能です。

シエラの実燃費

シエラの実燃費

シエラのカタログ燃費(10・15モード)は、10.4km/L~14.6km/Lです。実燃費を計測したところ、高速道路では13.5km/L、街中メインだと8.9km/L、でした。高速道路と街乗りの燃費に差があるので、年間のガソリン代は10,0000円~15,1685円と開きが出ます。どのようなシチュエーションで乗るかによって、燃費が変わってくるんですね。

街中メインの燃費は軽ジムニーと同等ですが、高速道路だと圧倒的にシエラの方が優秀です。シエラの高速走行時の燃費は4WD車の中でもなかなか優秀で、15km/L台を記録した人もたくさんいます。さらに、街乗りでも12km/L~14km/Lくらいまで伸ばせた人もいるそうです。乗り方次第ではいくらでも燃費を伸ばせそうです。

燃費を向上させるためには、ジムニーと同様オンロードでは2WDモードで走行するようにしましょう。また、急加速・急発進を避けるなど、ちょっとした気づかいで燃費を節約することが可能です。シエラの燃費性能なら、軽ジムニーとの維持費の差を縮めることだって十分可能ですよ。

軽ジムニーVSシエラの価格

次に、軽ジムニーとシエラの新車・中古車価格を見ていきましょう。

軽ジムニーの価格

ジムニーの価格は

中古車価格の相場は、およそ100万円です。

軽ジムニー新型の新車価格は、AT車で1,584,000円~1,875,500円、MT車で1,485,000円~1,776,500円です。

このデータから見ても分かる通り、中古車と新車の価格差はほとんどありません。車両によっては、中古車価格が新車価格を上回ることもあります。また、中古車市場には年式の古い車両も多く出回っており、そんな古い車両も含めての相場なので、軽ジムニーが中古車市場でいかに評価されているかがお分かり頂けると思います。

車両によっては200万円を超えるものもあるので、軽ジムニーに関しては「新車より中古車の方が安い」「古い車両は価格が下がる」といった中古車の常識はあてになりません。

もし状態の良い車両を長く乗りたいなら、新車の購入をオススメします。ただ、軽ジムニー(JB64型)は非常に人気のある車種なので、納期が1年以上ありますので、実際には購入したくてもできない状況です。

値引きに関しては、一般的な軽自動車であれば10万円と言いたいところですが、ジムニーは人気がアリすぎるので、値引きして販売する必要がありません。値引きできたら良い方です。

もし中古車を購入したい場合は、整備がしっかりと行われている車両かどうかをチェックしましょう。特に軽ジムニーの中古車は消耗が激しく、エンジンの交換歴のある車両もそこそこ出回っているので注意が必要です。

また、雪の多い地域で乗られていた車両を避けるのもポイントです。雪国で乗られていた車両は、下回りがサビている可能性が高いです。サビの多さは軽ジムニーの欠点とも言われているので、特に中古車購入時は車両状態を十分にチェックすることが重要です。

中古車をはじめて購入される方や中古車の見極め方に自信が無い方は、ガリバーやビッグモーターなどの大手販売店やジムニーに精通している専門店で購入すると、状態の悪い車両を極力避けることができるでしょう。

シエラの価格

ジムニーシエラ価格

中古車価格相場は、税込みでおよそ100万円です。軽ジムニーと変わらないんですよね。

新型ジムニーシエラの新車価格は、AT車で1,892,000円~2,057,000円、MT車で1,793,000円~1,958,000円です。

JB43シエラは軽ジムニーと比べると安い中古車の割合が大きいので、中古車の方がお得感があります。軽ジムニー同様、200万円を超える中古車もチラホラ見受けられるものの、それらはフルカスタム車やコンプリートカーなどの特別な車です。

また、年式が新しく走行距離が少ない車両ほど価格が高くなる傾向にあります。軽ジムニーのように「20年落ちで150万円以上」なんていう中古車は見かけません。比較的状態の良い車両を100万円以下で購入することも可能でしょう。

ただ、シエラは軽ジムニーに比べると、中古車の台数がかなり少ないです。軽ジムニーの3分の1程度しか市場に出回っていません。ですので、中古車を探すのに少し苦労するかもしれません。状態の良い車両を確実に手に入れるためには、ジムニー・ジムニーシエラの専門店で購入することをオススメします。

また、新車に関してですが、普通乗用車ということもあり、軽ジムニーの新車よりも最大50万円割高となってしまいます。

新車では、中古車よりも購入時のコストがかかるのはほぼ確実なので、予算や利用目的・乗る年数などをよく吟味した上で、新車か中古車を選んでください。

結局どちらを購入すればいいのか?

 

ここまでのジムニーとジムニーシエラを比較してきました。では、どちらを購入すればいいのでしょうか?その答えは、あなたの目的によって異なります。

経済的かつ、あまり高速を乗らない方にはJB23軽ジムニーがおすすめです。

安全面や高速域での走行安定性能が欲しい方はジムニーシエラがおすすめです。どちらも悪路での走破性能は高いので、経済性もしくは安全性や快適性で選択することが大事です。

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miyoshikun(楽車どっとこむ 編集長)

miyoshikun(楽車どっとこむ 編集長)

とにかく車が好き。ただの車好き。スポーツカー2台+軽ジムニーにして3台持ちで車を楽しむつもりでいるただの車バカ。三度の飯の次に車が好きwご飯のうち1回はマックw 今はより多くの車の知識を増やすべくさらに勉強中。愛車RX-8をメインカーに。セカンドカーにJB23を追加(2019年12月)サードカーにJA12?(2020年1月)

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