【アルテッツァ 試乗】スポーツ走行やFRの良さを体感したい方向けの楽しい車
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トヨタ アルテッツァは今では珍しいミドルプレミアムセダン、後輪駆動で6MTが用意されていてスポーティーにも街乗りにも無難に楽しめる車です。
今回はアルテッツァのセダンとワゴン(ジータ)を試乗したので紹介していきます。
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この記事の目次
スポーティーにもラグジュアリーにも使えるアルテッツァ
アルテッツァは、フロントから見るとつり目なヘッドライトに高級感漂うグリル、そして絶妙に張り出しているフロントフェンダーはなんともいえない良さがある。
サイドから見てみるとフロントノーズに対してリア周りのストンと落ちた見た目もホイールベースの短さと相まってバランスよくアルテッツァならではの外観に仕上がっている。リアから見ると丸目4灯のテールランプが何とも言えないスポーツ感を出してますが、セダンの方が明らかにかっこよく、あとから追加された直列6気筒搭載のジータはなんだかボヤっとした印象を持つのは僕だけでしょうか。
ただ純正ではスポーツに仕上げたのかラグジュアリーに仕上げたのか曖昧さがあるが、オーナー次第ではどちらにでも仕上がる見込みがある点もアルテッツァの良さだと思う。エアロ一つで雰囲気が極端に変わる逆に仕上げやすい車輌だと思うので、スポーツカー初心者の方にもおすすめ。
5人乗車は厳しいがスポーツカーだと思えば室内は広く使いやすい
アルテッツァといえばのクロノグラフメーターですね。これに関しては好き嫌いがわかれますね笑
前期は真ん中に大きくスピードメーターですが、後期はタコメーターに変わっているので視認性の高い後期メーターに変える人が多いですね。
ちなみに後期にはデジタルでスピードも表示されます。インパネ周りは良くも無く悪くもなくといったとこでしょうか笑 クオリタートに関してはなかなか奇抜なかんじの内装ですよね。それに実際レクサスISの内装よりもコストを下げフェイクレザー(合皮)が使用されていたようですのでイマイチと感じたのは間違いではありませんでしたね。
室内空間はクラウン等に比べれば狭いですが大人が乗ってもそれなりに余裕がある広さなので不満を感じる方は少ないでしょう。
ただ大人5人はなかなかきついかもしれません。。トランクはなかなか広くゴルフバック一つ入れてもまだまだハイリマスね。おまけ程度のトランクスルーはあまり実用性はないですが、トランクスルーの部分はウーハーなどを入れるカスタムが主流のようです。
スポーツカーらしいFRの素直な動きを味わえるモデル
アルテッツァには基本的に2種類のエンジンがあり、AS200の1G-FE6気筒エンジンとRS200の3S-GE4気筒エンジンがあります。
3S-GEは210PSトルク22㎏とNAエンジンでは高出力なスポーツエンジンと言えるでしょう。1G-FEは160PSトルク20.4㎏とやや控えめな数値ではあるが6気筒ならではの心地よい音を出し楽しめます。
どちらのエンジンにせよ車重が重く走ってみると加速感はイマイチですが、FRの素直な動きを味わえます。またジータには2JZ-GEを搭載したレアなモデルもあります。
2JZエンジンはなかなか見れない希少なエンジンで、世界最強とも言われているエンジンです。ちなみにご存じの方も多いと思いますが同エンジンを同じトヨタのアリストやスープラと言った高級車・スポーツカーの名車にも搭載されていました。
アルテッツァにはアフターパーツが豊富にあり、チューニング次第では充分速くなり、FRの動きを勉強するにも調度いいかもしれませんね。また、前期後期でファイナルが4.1→4.3になっており、後期のほうがスポーツ寄りに仕上がっています。
アルテッツァ試乗 評価まとめ
外装4☆★★★★
内装3☆☆★★★
走り3☆☆★★★
アルテッツァはグレードによって味付けがかなり異なっておりしっかりと方向性を決めてから買う事をおすすめします。AS200は馬力が低いですが、6気筒ならではの良さを味わえますし、充分FRを楽しめるグレードだと思います。
RS200はこれからスポーツ走行をしたい方や、町のりでスポーツ気分を味わいたい方、昔FRに乗っていたから、、、様々な考えに当てはまりやすいグレードかなと思います。
アルテッツァは今価格も安定しており、比較的安価で買えますが、年々台数も減り、これからは希少な後輪駆動ミドルセダンになっていく事でしょう。購入するならば早めがいいかもしれません。
アルテッツァ スペック
【アルテッツァ RS200(Lエディション)】
駆動方式 FR
乗車定員 5名
最小回転半径 5.1m
全長×全幅×全高 4400mm×1720mm×1410mm
ホイールベース 2670mm
車両重量 1380kg
エンジン型式 3S-GE(直列4気筒DOHC)
総排気量 1998cc
最高出力 200ps
燃費(10.15モード) 11.0 km/L
実燃費 9.80 km/L
使用燃料 ハイオク
タイヤサイズ (前後)215/45ZR17
アルテッツァジータ試乗
外装4☆★★★★
内装3☆☆★★★
走り4☆★★★★
BMW(3シリーズ)やベンツ(Cクラス)の対抗モデルとして開発・販売されたアルテッツァの後、2001年7月。さらなるユーザー拡大を狙ってアルテッツァジータを発売開始。「ジータ(GITA)」は日本のみのネームで、海外レクサスでは「スポーツクロス」の名で発売されていました。
ジータはスポーツ走行を優先するため、ステーションワゴンというよりもハッチバックとして仕上げられ、『AS300』グレードでは3L直列6気筒(2JZ-GE型)を搭載したことは特徴的です。
最高出力220馬力最大トルク30kgを発揮。5速ATオートマチックの組み合わせは絶妙で、『これが理想のアルテッツァ』だと言われたほどの仕上がりでした。
実際にAS300ジータを試乗してみると、ハンドリングは、FRらしく思うように切ることができます。スポーツセダンとして発売されたアルテッツァでしたが、ステアリングと前輪は結合されているかのように動き、スポーツカーさながらで。スポーツカーそのものと言っても言い過ぎにはなりません。
内装メーターは、三眼メーターを装備。スポーティー感あるデザインでカッコいいです。中央にあるエアコンはダイヤル式のため、運転中も扱いやすい設計です。
アルテッツァジータの燃費(4WD除く)は、7~9km/L。決して悪くはない印象です。
中古車市場は、圧倒的に在庫が少なくなってきていて(2019年2月)現在修復歴のない車両でカーセンサーに21台の登録です。これから台数が多くなることはなかなか難しい状況だと思いますので、「AS200(2000cc)」モデルは高騰していくでしょう。
当時は人気がなかったモデルではありましたが、今乗ってみるとコレがなかなか良い具合に仕上がっていて楽しい車だと感じました。興味がありましたらぜひ候補のひとつとしてチェックしてみて下さいね。