ハイオク車にレギュラーガソリン、レギュラー車にハイオクガソリン違いは?
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ガソリンの「ハイオク(プレミアム)」と「レギュラー」。2種類があると知っていても、その違いがどこにあるのか知らない人も多いのではないでしょうか。そこで、ハイオクガソリン・レギュラーガソリンの違いや、ハイオク仕様の車にレギュラーガソリンを入れたらどうなるのか。
逆に、レギュラーガソリン仕様の車に、ハイオクガソリンを入れたらどうなるのかについて、ご紹介しましょう。ガソリンには、それぞれ特性があるんです。
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2種類の違いはガソリンのオクタン価
ハイオクガソリンとレギュラーガソリンの違いは、オクタン価の違いです。オクタン価とは、ガソリンの発火しにくさを数値で出したもの。発火しにくくなることで、エンジン内部の異常燃焼をおさえる効果があるのがオクタン価の高いガソリンです。ガソリンは精製する途中でさまざまな添加剤をいれて、発火しにくくなるように調整してあります。
そこで、ガソリンのオクタン価が高いものをハイオクガソリン、通常のものをレギュラーガソリンと呼んでいるんです。リッター当たりの単価で言うと、ハイオクガソリンは10円ほどレギュラーガソリンよりも高価ですが、これは精製途中の手間などが上乗せされるためにどうしても高くなるからです。
ハイオク車にレギュラーを入れると、パフォーマンスが低下する
ハイオクガソリンは、主に大きなパワーのエンジンを積んだ車に使われます。ターボ車や大排気量のエンジンを積んだ車ですね。ハイオク専用車のエンジンには、ハイオクガソリンを使う全体で設計がされていますが、あやまってレギュラーガソリンをいれても走行できないことはありません。ただし、スペック通りのパワーやエンジンの爆発力を期待することは難しくなります。
ハイオク車の走行性能や燃費については、ハイオクガソリンを使う前提で、考え抜かれたエンジンが設計されています。そのため、ハイオクでなくレギュラーガソリンを入れると車のパワーダウンはもちろん、燃費も大幅に悪くなります。ハイオクガソリンはレギュラーよりも高価なので、もったいないような気がしますが、レギュラーガソリンをいれると結果的にコストが余計にかかってしまうことになります。
レギュラー車にハイオクを入れてもメリットはない
レギュラーガソリンは、オクタン価の高くないガソリンのこと。レギュラーガソリンもハイオクガソリンも、どちらも無鉛ガソリンで、環境性能を向上させるために有害な鉛分を含まないものです。先に挙げたようにオクタン価が違い、レギュラーのオクタン価は85~92程度、ハイオクは98~100程度に設定されています。
ではもし、レギュラー車にハイオクをいれたらどうなるかというと、これも無駄にパフォーマンスを低下させるだけです。ハイオクと入れたからといってパワーが向上することもありませんし、性能が上がることもありません。
レギュラー車はあくまでもレギュラーガソリンのオクタン価で動くように設計されているので、わざわざ高価なハイオクガソリンをいれても意味はないんです。いずれにせよ、それぞれの車に指定されているタイプのガソリンを使うことが、一番よくパフォーマンスをあげることになります。