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維持費の安い国産スポーツカーランキング!維持費を抑えるならこの13選

 2019/06/03 車の維持費
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維持費の安い国産スポーツカーランキング!維持費を抑えるならこの13選

スポーツカーに乗りたいと思っている人は多いと思います。しかし、スポーツカーは通常の車に比べると維持費が高くなる傾向にあるため、車両本体価格だけで購入を決めてしまうと、後から後悔することにもなりかねません。

そこで、スポーツカーの維持費をランキング形式でまとめてみました。メーカー別で、上から維持費が安い順番になっています。(スバルが1車種ですみません)

少しでも維持費の安いスポーツカーを購入するための参考にして貰えると幸いです。

 

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トヨタ

MR-S ZZW30型

MR-S ZZW30型

MR-S ZZW30型は、1999年から2007年まで販売されていたトヨタのスポーツカーです。実質的には、1999年まで販売されていた2代目MR2の後継車にあたります。MR2は1990年代を代表する優れたスポーツカーでしたが、重量が重く、操縦安定性に難があるのがデメリットでした。

そこでMR-S ZZW30型では、車両重量を970kgまで軽量化し、全長も190mm近く短くすることに成功。さらに、ホイールベースを50mm伸ばすことで、操縦安定性に優れたスポーツカーとなりました。MR2に比べるとエンジンサイズは小さくなったものの、車重が軽いので、軽快な走りを楽しむことができます。

しかし、スポーツカーが売れない時期に登場したこともあり、8年間で2万台弱しか売れず、2007年に販売終了となってしまいました。

一般的に見ると不人気な車に該当するため、中古車価格相場は41.5万円とかなり安いです。また、車両重量が970kgと軽いため、自動車重量税は年間12,600円(新車登録から18年以上の車体)と安く抑えらています。

排気量が1794ccなので自動車税は45,500円、自賠責保険料は15,520円、実燃費が12.1km/Lなので、年間のガソリン代は58,333円(年間5000キロ走行・リッター140円で計算)となります。よって維持費の合計は、年間131,953円です。

ただしMR-S ZZW30型には、新車登録から「13年以上18年未満」と「13年未満」の車体も存在しており、税金が少し安くなります。「13年以上18年未満」の場合は1,200円、「13年未満」の場合は約1万円安くなるので、必ず購入時に「新車登録から何年経過している車両か?」を確認するようにしてください。

●年間維持費:131,953円
●中古車価格相場:41.5万円
●実燃費:10.9~13.2km/L
●駆動方式:MR

セリカ T230型

セリカ T230型

セリカ T230型は、1999年から2006年まで販売されていたトヨタのスポーツカーで、セリカの7代目モデルにあたります。先代のT200型よりもボディサイズが小さくなり、エンジンも200ccダウンサイジングされました。

ボディサイズが小さくなった分、車両重量が300kg近く軽くなり、燃費も先代に比べて大幅に向上しました。これにより、環境性能とスポーツ性能を両立させた車へと生まれ変わったのです。

しかし、FF車しかラインナップされていなかったことやエコカーブームの到来などによりあまり人気が出ず、このT230型を最後にセリカ自体が販売終了となってしまいました。

あまり人気の無かったモデルとだけあって、セリカ T230型の中古車価格相場は27万円と非常に安いです。100万円を超える中古車はほとんど見かけないので、スポーツカーにしては比較的安く手に入る車種と言えますね。

2006年4月に販売終了となったため、2019年6月現在全ての車両が新車登録から13年が経過しています。そのため、自動車税は45,500円と通常より6,000円割高となってしまいます。

また自動車重量税は、年間で18,900円(新車登録から18年以上の車両)かかります。実燃費が平均で12.3km/Lですので、ガソリン代は年間58,333円です。これに自賠責保険料15,520円を加えると、年間維持費は合計で138,253円となります。

ただし、新車登録から13年以上18年未満の車両を選ぶと、自動車重量税を1,800円安くできます。「新しい年式だと逆に車両価格が高くなるのでは?」と思われるかもしれませんが、セリカ T230型の場合は、比較的新しい2005年モデルであっても2、30万円の車両が多数出回っています。そのため、維持費を少しでも抑えたい方は、なるべく新しい年式の車両を安く手に入れることを意識してみてください。

●年間維持費:138,253円
●中古車価格相場:27.0万円
●実燃費:11.1~13.4km/L
●駆動方式:FF

MR2 SW20型

MR2 SW20型

MR2の2代目モデルであるSW20型は、1989年から1999年まで販売されていました。先代のAW10・11型は1.6Lエンジンを搭載していましたが、このSW20型からはエンジンサイズが2.0Lに大型化され、これに伴い車両重量の増加やブレーキの強化などの改良が行われました。

先代よりパワーアップしたことにより、力強さと軽快さを兼ね備えたミドシップスポーツカーに生まれ変わったのです。MR2のスポーツカーとしての性能は優秀で、排気量の大きいスポーツカーと対等に走れることができます。そのため、スポーツカー好きからはかなり人気が高く、平成初期のスポーツカーの中では名車と言えます。

今でもスポーティー至高のユーザーから人気を誇っており、販売終了から20年以上が経過しているにも関わらず、中古車価格相場は80万円以上と、古いスポーツカーにしてはそこそこ高額です。年式の新しい車両だと100万円以上の出費は覚悟しなければいけません。

そのため、出来るだけ維持費を抑えたいところなのですが、SW20型の全ての車両が登場から18年以上経過しているため、自動車税45,500円、自動車重量税18,900円と、税金が割高になってしまいます。

実燃費は古いスポーツカーにしてはまずますの数値(11.3km/L)で、ガソリン代は年間63,636円になります。これに自賠責保険をプラスすると、維持費の合計は143,556円です。

年式が古い車なので、税金が高くついてしまうのは仕方ありません。なので、維持費を抑えるためには、燃費を高くするのがポイントです。MR2のユーザーの中には、乗り方を工夫することで最大15km/Lまで伸ばせた人もいます。逆に乱暴な乗り方を続けると、5.0km/L台まで悪化することもあります。そのため、維持費を安くしたい方は、乗り方に気を使いましょう。

●年間維持費:143,556円
●中古車価格相場:80.8万円
●実燃費:11.3km/L
●駆動方式:MR

アルテッツァ XE10型

アルテッツァ XE10型

アルテッツァ XE10型は、1998年から2005年まで販売されていたトヨタのスポーツセダンです。街乗り、高速道路、峠道など、あらゆる道路状況においてスポーツ走行できる性能を備えています。

ターボエンジン搭載の本格的なスポーツカーに比べると、性能面では劣ってしまうものの、2.0Lという扱いやすいエンジンサイズと4ドアを備えた実用性の高さから、スポーツカー好きのみならずファミリー層からも人気がありました。

アルテッツァ XE10型は、2005年に販売終了となったため、現在では全ての車両が新車登録から13年を超えています。そのため、自動車税は45,500円に増額されます。また自動車重量税が年間18,900円(新車登録から18年超えの車両)かかります。

実燃費が9.9km/Lと10km/Lを切ってしまうため、年間のガソリン代は77,777円と高くついてしまいます。これに自賠責保険料15,520円を加算すると、維持費は合計で157,697円となります。ただし、新車登録から13年以上18年未満の車両を選んだ場合は、自動車重量税が1,800円安くなります。

燃費が悪いのが最大のデメリットで、どんなに運転に気をつけても10km/Lを超えることがほとんどありません。この燃費の悪さが、アルテッツァ XE10型の維持費を高くする最大の要因となっています。特に街乗りでは燃費が極端に悪くなってしまう可能性があるため、街乗り中心でスポーツカーに乗りたい方や維持費を出来るだけ抑えたい方は、購入をなるべく避けたほうが良いでしょう。

●年間維持費:157,697円
●中古車価格相場:32.2万円
●実燃費:9.4~10.4km/L
●駆動方式:FR

 

ホンダ

CRZ ZF1/2型

CRZ ZF1/2型

ホンダ CRZ ZF1/2型は、2010年~2017年まで販売されていたハイブリッドタイプのスポーツカーです。ハイブリッド車とスポーツカーの性能をミックスさせたような車で、軽快な走りと優れた燃費性能が魅力的です。

しかし、ハイブリッド車としてもスポーツカーとしても性能が中途半端であり、国内ではあまり人気が出ず、登場から7年で販売終了となってしまいました。

あまり人気の無かった車とだけあって、中古車価格相場は64万円とお手頃です。2017年まで販売されていた新しい車であることを考えると、この価格はかなり安いと思います。

また維持費も新しい車とだけあって安く、自動車税が34,500円、自動車重量税はエコカー減税が適用されるため、年間7,500円まで割引されます。実燃費が平均で16.3km/Lなので、年間のガソリン代は43,750円となり、5万円を切ります。自賠責保険は15,520円で、維持費の合計は101,270円となりました。

スポーツカーとして考えれば、この維持費の安さは大変魅力的です。やはり、ハイブリッド車の性能も兼ね備えているので燃費が良いですし、最近まで販売されていた新しい車であるため、税金も安く済みます。しかも、年式の新しいモデルであっても、100万以下の中古車が数多く出回っているため、車購入費用・維持費の両方を最小限に抑えたい人にはもってこいの車ですよ。

●年間維持費:101,270円
●中古車価格相場:64.0万円
●実燃費:15.0~17.5km/L
●駆動方式:FF

インテグラタイプR DC5型

インテグラタイプR DC5型

インテグラタイプR DC5型は、2001年から2006年まで販売されていたホンダのスポーツカーで、インテグラタイプRの2代目モデルに該当します。高性能の2Lエンジンを搭載しており、馬力は220psと先代のDC2/DB8型よりも20psアップしました。

しかも、エンジン回転数が8,000回転と、当時のスポーツカーの中ではトップクラスを誇っていました。そのため、かなりパワフルな走りに定評があり、特に高速域では「200km/hを超えるのではないか?」と思わせれるほどグングン加速していきます。

このようにスポーツカー好きを唸らせるほどの性能を誇っていた車なので、販売終了から10年以上が経過した今でも中古車の人気は高く、年式に関わらず100万円を超える車両が多数出回っています。

どうしても車両購入価格が高くなりがちなので、維持費を出るだけ抑えたいですよね?そこで維持費を計算してみたところ、自動車税が45,550円、自動車重量税が18,900円(新車登録から18年以上の車両)、自賠責保険は15,520円です。ガソリン代は実燃費が約12.0km/Lなので、年間58,333円かかります。

以上から維持費の合計を計算したところ、138,253円という数値が出ました。ただし、インテグラタイプR DC5型には新車登録から13年以上18年未満と13年未満の車両が存在するため、これらを購入することで、維持費を1,800円~12,000円程度安くすることできます。なるべく新しい年式の車両を購入した方が、維持費は安くなりますよ。

●年間維持費:138,253円
●中古車価格相場:93.4万円
●実燃費:10.1~13.8km/L
●駆動方式:FF

シビックタイプR EK9型

シビックタイプR EK9型

コンパクトカーの中で特に高性能だったホンダ シビックは、スポーツカー好きからファミリー層まで幅広い層から人気がありました。そんなシビックの6代目モデルを改良したのが、シビックタイプR EK9型です。

シビックタイプR EK9型は、6代目シビックをよりスポーティーな車へと改良したもので、1.6LのVTECエンジンを搭載し、馬力はシビックを上回る185psを誇ります。

しかも、エンジン回転数が8200rpmと、当時のスポーツカーの中では断トツの高出力で、加速力は他のスポーツカーを遥かに凌駕していました。スポーツカー好きなら一度は乗ってみたい車であり、販売終了から20年近く経った今でも人気があります。

そんなシビックタイプR EK9型の維持費ですが、自動車税が45,500円、自動車重量税が18,900円、自賠責保険料が15,520円、ガソリン代が63,636円(実燃費約11.9km/L)で、合計143,556円になります。

全車両が販売終了から18年以上経過しているため、自動車税・自動車重量税をこれ以上安くする術はありません。また、中古車の車両価格の平均が127.8万円と20年前のスポーツカーにしては高額で、中には200万円を超える車両も数多く流通しています。車両本体価格・維持費共に高くなるのは確実なので、車にあまりお金をかけたくない人は手を出すべきではありません。

●年間維持費:143,556円
●中古車価格相場:127.8万円
●実燃費:9.5~14.3km/L
●駆動方式:FF

 

マツダ

ロードスターNC系

ロードスターNC系

ロードスターNC系は、2005年から2015年まで販売されていたマツダのスポーツカーで、ロードスターの3代目モデルにあたります。先代のロードスターNBよりも排気量・ボディサイズが大きくなり、よりパワフルな走りを楽しめるスポーツカーになりました。また車体が大きくなったことで走行安定性が増し、街乗りでも快適に走れるのが特徴です。

しかし、車体が重くなった分、ロードスター本来の「軽快さ」が薄れてしまい、ロードスターファンからは不評でした。そのため、中古車市場でもあまり人気が無く、新しい2014年・2015年式でも100万円を切る車両が出てきています。さらに古い年式だと50万円以下の車両も出回っているので、かなり手を出しやすいスポーツカーだと言えます。

車両本体価格だけでなく維持費に関しても、ロードスターNC系はマツダのスポーツカーの中ではお手頃です。自動車税が45,500円、自動車重量税が17,100円、実燃費の平均が11.7km/Lなのでガソリン代は63,636円です。これに自賠責保険料15,520円を加算すると、維持費の合計は141,756円になりました。なお、新車登録から13年未満の車両だと、維持費は約5千円安くなります。

●年間維持費:141,756円
●中古車価格相場:73.5万円
●実燃費:11.7km/L
●駆動方式:FR

ロードスターNB系

ロードスターNB系

ロードスターNB系は、1998年から2005年まで販売されていたスポーツカーです。1997年まで販売されていたロードスターNA系の後継モデル(2代目)となります。

1,100kg前後という軽量なボディに、1600cc/1800ccのパワフルなエンジンを搭載していることから、軽やかな走りを楽しむことができます。その軽やかさは歴代のロードスターの中ではNo.1であり、まるで馬に乗っているかのような感覚を味わうことができます。ここまで運転者の思うがままに操れるスポーツカーはなかなかありません。

発売当初は人気があったロードスターNB系ですが、現在はスポーツカー自体の不人気さもあり、中古車の需要は落ち着いています。そのため、中古車価格相場は30万円台とかなり安いです。しかも、低価格にも関わらず状態の良好な車両も多いので、スポーツカーを安値で購入したい人にはもってこいです。

しかし販売終了から14年以上経過しているため、維持費に関しては後継車であるNC系より高くなる傾向にあります。全ての車両が13年以上経過しているため、自動車税は45,500円と割高になってしまいます。また、自動車重量税も18,900円(新車登録から18年以上の車両)とこちらも割高で、ガソリン代は年間63,636円(実燃費11.7km/Lで計算)になります。これに自賠責保険料63,636円を加えると、維持費の合計は年間143,556円になります。

なお、新車登録から13年以上18年未満を選ぶと、自動車重量税が1,800円安くなります。また、年式の古い車両は部品が劣化している可能性があるため、メンテナンス代が余計にかかる可能性があります。そのため、なるべく年式の新しい車両を購入した方が、維持費を安く抑えることができるでしょう。ロードスターNB系は、年式の新しい車両でも価格が安い場合が多いので、ぜひいろいろな中古車販売店を探してみてくださいね。

●年間維持費:143,556円
●中古車価格相場:30.1万円
●実燃費:11.0~12.3km/L
●駆動方式:FR

RX-8 SE3P型

RX-8 SE3P型

RX-8 SE3P型は、2003年から2012年まで販売されていた、ロータリーエンジンを積む2019年6月現在で最後のスポーツカーです。生産終了まで一度も大きなモデルチェンジが実施されなかった珍しい車でもあります。4人乗りができる室内空間を保ちながら、スポーツカーらしい軽やかな走りを体感できたので、スポーツカー好きだけでなく幅広い層から人気を集めていました。

排気量が1308ccと小さいので、自動車税が40,000円と一般のスポーツカーに比べると安めです。自動車重量税は17,100円で、ガソリン代は100,000円(実燃費7.6km/Lで計算)、自賠責保険料が15,520円で、維持費の合計は172,620円とかなり高額です。なお、新車登録から13年未満の車両の場合、税金が約1万円安くなりますが、それでも年間16万~17万円の出費は避けられません。

維持費がここまで高額になってしまう要因は、やはり燃費の悪さによるものです。RX-8 SE3P型に搭載されているロータリーエンジンは非常にコンパクトな上に高回転なので、スポーツカーにはもってこいのエンジンなのですが、低速域での加速が鈍いため、特に街乗りではアクセルを踏む回数がどうしても増えてしまいます。その結果、燃費が悪くなってしまうのです。

燃費を向上させるためには、街乗りでの利用を極力少なくし、高速道路などスピードの出せる場面での利用を主とするのが理想的ですが、それでも燃費は1、2km/Lしか向上しません。残念ながら、乗り方に気を使ってもガソリン代を節約するのは難しいでしょう。

そのため、維持費の安いスポーツカーに乗りたい方は、RX-8 SE3P型を購入しないことをおすすめします。RX-8は「維持費は高くなっても仕方ない」と割り切って乗るスポーツカーですよ。

●年間維持費:172,620円
●中古車価格相場:42.9万円
●実燃費:6.9~8.3km/L
●駆動方式:FR

 

日産

シルビア S14型

シルビア S14型

シルビア S14型は、1993年から1998年まで販売されていたスポーツカーで、シルビアの6代目モデルにあたります。先代のS13/KS13型よりも耐久性やエンジン性能がアップしたことで、よりパワフルな車へと変化しました。

しかし、ボディが大型化されたことにより、先代のS13/KS13型に比べてスポーツ性能が低下してしまい、販売台数も先代より20万台以上減少してしまいました。決して性能の低い車ではなかったのですが、先代のS13/KS13型が優秀過ぎたため、不人気になってしまったという不幸なスポーツカーです。

シルビア S14型の維持費ですが、全ての車両が登場から18年以上経過しているため、自動車税・自動車重量税ともに増額になり、自動車税が45,500円、自動車重量税は18,900円です。自賠責保険料が15,520円で、ガソリン代は実燃費9.8km/Lで計算したところ77,777円になりました。これらを合計すると、年間維持費は157,697円です。

維持費を少しでも抑えるためには、燃費の向上が不可欠です。車両重量が1250kg前後と重いので、燃費を急激に向上させることはムズカシイですが、それでも街乗りでの急加速・急発進を避けることで、13km/Lくらいまで向上します。また税金を安くするために、なるべく新しい年式の車両を選ぶのも大切なポイントです。

●年間維持費:157,697円
●中古車価格相場:91.0万円
●実燃費:7.7~11.8km/L
●駆動方式:FR

フェアレディZ Z33型

フェアレディZ Z33型

フェアレディZ Z33型は、2002年から2008年まで販売されていたスポーツカーで、Z32型の後継車(5代目モデル)となります。3.5LのV6エンジンを搭載したパワフルなスポーツカーで、馬力は313psを誇ります。

3.5LのV6エンジンの威力は凄まじく、アクセルを少し踏むだけで周りの車が追いつけないほどの加速力を魅せてくれます。また、少し丸みを帯びた流線型のデザインは存在感が抜群で、周りの人がついつい見とれてしまうほどのカッコよさです。乗るだけで本格派スポーツカーの雰囲気を味わえるのは、Z33型くらいと言っても過言ではないでしょう。

しかし、3.5Lという大容量のエンジンを搭載しているとだけあって、維持費がかなり高額になってしまいます。しかも、新車登録から13年以上経過している車両が大半なので、自動車税は67,000円と高いですね。

自動車重量税は17,100円、自賠責保険は15,520円、実燃費が約10.1km/Lなのでガソリン代は70,000円です。これに自賠責保険料15,520円がかかるので、維持費の合計は169,200円になります。ちなみに新車登録から13年未満のモデルだと、約1万5千円維持費が安くなりますが、それでも高額であることには変わりありません。

ただ、フェアレディZ Z33型のような大型スポーツカーは現在では人気が無いので、中古車価格相場は50万円以下に落ち着いています。そのため、維持費が高額にはなるものの、車両購入価格を安く抑えることは可能です。

しかし、年式の古いモデルや安すぎる車両を選ぶと、メンテナンス費用が余分にかかったり、すぐに故障する可能性があるため、安くてなおかつ状態が出来るだけ良い車両を購入するようにしてください。

●年間維持費:169,200円
●中古車価格相場:48.0万円
●実燃費:10.1km/L
●駆動方式:FR

 

スバル

レガシィB4 BL/BP系

レガシィB4 BL/BP系

レガシィB4 BL/BP系は、2003年から2009年まで販売されていたスポーツカーで、レガシィB4の4代目モデルに該当します。衝突安全性を高めるために、3代目のBE/BH系よりもボディが大型化され、3ナンバー車となりました。これに伴い内装・外装ともに、より高級感溢れるスポーツカーへと生まれ変わりました。

また、大型化にともなってエンジン性能もパワーアップしたため、先代よりも力強くて安定感のある走りを楽しむことができるようになりました。さらに、制御システムの電子化により、燃費も向上しました。

しかし、このタイプのスポーツカーは現在ではあまり人気が無いため、中古車の平均価格は20万円台とかなり落ち着いています。維持費は、自動車税が45,500円、自動車重量税が17,100円、自賠責保険料が15,520円、ガソリン代が70,000円(実燃費10.3km/Lで計算)となり、維持費の合計は148,120円です。ちなみに新車登録から13年未満の車両の場合は、税金が約1万円安くなります。

レガシィB4 BL/BP系の維持費をなるべく抑えるためには、年式の新しい車両を購入するようにしてください。先述の通り、新車登録から13年未満の車両の方が税金が安くなるからです。

また、レガシィB4 BL/BP系は不人気車なので、年式が新しくても50万円を切る車両がたくさん販売されています。「年式が新しい=価格が高い」という傾向はレガシィB4 BL/BP系には当てはまらないので、ぜひ年式が新しく状態の良い車両を見つけて、少しでも維持費を節約しましょう。

●年間維持費:169,200円
●中古車価格相場:20.2万円
●実燃費:10.3km/L
●駆動方式:フルタイム4WD

 

▼大学生でも維持できる予算70万円のスポーツカー7選!

 

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