トヨタ新型ヤリスとホンダフィットを比較！燃費と価格で選ぶならどっちがいい？

トヨタの新型「ヤリス」が、2020年2月に発売になりました。

ヤリスとは、「ヴィッツ」の海外ネームで今回の４代目(ヴィッツ)から日本でも海外同様の車名に変更されました。

その「ヤリス(ヴィッツ)」のライバル車と言えば、ホンダのフィットは外せないですよね。どちらもサブコンパクトカーと呼ばれる車種の中で人気の高い車種です。

（サブコンパクトカーは、全長4200mm以下/全幅1750mm以下/ホイールベース2650mm以下のモデル）

モデルチェンジを経て同時期に発売されたこの二車種、どちらを購入するか悩んでいる方も多いでしょう。

今回は発売されたばかりのトヨタの新型ヤリスとホンダの新型フィットの気になる燃費や基本性能を比較していきたいと思います。

新型ヤリス(ヴィッツ)はどんな車？

ヤリスは全長3,940mm/全幅1,695mm/全高1,500mm。燃費は、HYBRID X・2WDで36.0km/L（WLTCモード）。

信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定した郊外モードでは40.2km/Lと、世界トップクラスの燃費の良さです。価格は税込みで1,395,000円から（1.0Lのガソリン車）。

旧型ヴィッツと比較すると全長が5mm短くなったのみですが、無駄をそぎ落としたと言及がある通りスタイリッシュになった印象になりました。プラットフォームに「TNGA」を採用しています。

また、ヤリスには最新の予防安全パッケージ「トヨタ セーフティセンス（Toyota Safety Sense）」が標準装備。

右折時対向からの直進車や、右左折後の横断歩行している人も検知できる「プリクラッシュセーフティシステム」はトヨタ車の初搭載。

高度駐車支援システムは駐車位置のメモリ機能付きでこちらは「世界初（2019年12月現在）の搭載」です。更に、ドアロックを忘れたときの通知…遠隔からでもロックできる機能や、運転席の座席位置を登録できる機能も装備しています。

エンジンは、1.5Lのハイブリッドとガソリン車、1.0L（ガソリン）の3種類を用意。

1.5Lのガソリン車には「6速MT」を選択可能になり、マニュアル派の方でも選びやすいパッケージになりました。

気になる装備に「ターンチルトシート」があります。シートが回転しながら乗り降りをサポートしてくれるシートです。価格は運転席側で88,000円、助手席側で90,200円とかなり高額なシートになりますが、新たな設定です。

新型フィットはどんな車？

フィットは全長3,995mm/全幅1,695mm/全高1,515mm。（CROSSTARのみ、３ナンバーサイズ）燃費はe:HEV BASIC(ベーシック)・FFで29.4km/L（WLTCモード）。

一番燃費がいい郊外モードでも32.4km/Lとヤリスには及びませんが、かなりの低燃費車です。価格は1,557,600円（税込）から。

新型フィットは、今回のモデルでこちらもヤリスと同じで４代目のモデルです。売れ行き好調で、2月24日の時点で2万3000台を受注しているそうです。

登録車販売台数ランキングでは、新型フィットが７位で「8221台」。ヤリスが22位「3491台」でしたので、2倍以上の差を付けて、フィットが売れているということです。

新型フィットは、全てのタイプに安全運転支援システム「ホンダ センシング (Honda sensing)」が標準装備。

また、フィットは“4つの心地よさ”と銘打って、視界のよさ・座り心地のよさ・乗り心地のよさ・使い心地のよさにこだわっています。

視界のよさでは極細フロントピラーを採用し、交差点や右左折時の安全確認がしやすくなりました。

座り心地のよさでは人の骨格について研究に研究をかさねて作られた「ボディ スタビライジングシート」を採用し、長時間のドライブでも疲れにくい構造に仕上げています。

乗り心地のよさでは走行シーンに合わせて3つのモードを最適に使い分ける「e:HEV（イー エイチ イー ブイ）」を採用し、高効率な走りを実現できているそうです。

エンジンは、発電用と駆動用の２種のモーターを掛け合わせる「２モーターハイブリッドの e：HEV」と「1.3リッターガソリンエンジン」の2種類。

モーターをエンジンよりも高出力なモノにすることで、通常走行時をモーターに頼り走行できるため、燃費が向上することと、静かでなめらかな「走り」をすることが可能です。

使い心地のよさでは室内のあちこちに収納スペースが設けられていて、後部座席のシートアレンジも多彩なため、魅力的と感じる方は多いのかもしれません。

ヤリスとフィットはどちらがおすすめ？

燃費と価格で選ぶならヤリス、機能性で選ぶならフィットと言えるでしょう。

フィットは「BASIC」「HOME(ホーム)」「NESS(ネス)」「CROSSTAR(クロスター)」「LUXE(リュクス)」と多くのタイプが用意され、どのタイプでも9色以上のボディカラーから選べます。

また、特定のタイプにしかないカラーバリエーションもあるため色選びの楽しさがあります。更に乗り心地にこだわりを持って作られているため、頻繁に運転をする人にもおすすめです。

ヤリスも18色から選べますが、グレード特有のカラーバリエーションがあるわけではありません。

ですが、燃費のよさは圧倒的ですし、安全運転のための技術は世界初のものを搭載するなどこだわりが見えます。

スタイリッシュな見た目でスポーツカー風にも見えますが、運転に不慣れな方にもおすすめの出来るモデルです。

生活スタイルに合わせて愛車を選ぶ

一口に車選びといっても、毎日通勤に乗る方と週末に買い物のために乗る方ではニーズが異なります。

車ごとにメーカーのこだわりがあり、運転者と合うこだわりと合わないこだわりもあるでしょう。

譲れない部分、妥協してもいい部分を十分に比較検討して、納得のいく車選びができると良いですね。少しでも参考になりましたら嬉しいです。

2020年2月時点登録車販売台数トップ10

ちなみに…2020年2月時点の登録車販売台数トップ10車種は以下となっていました。

1位「9979台」トヨタ ライズ
2位「9913台」日産 ノート
3位「9898台」トヨタ カローラ
4位「8647台」日産 セレナ
5位「8433台」トヨタ アクア
6位「8266台」トヨタ シエンタ
7位「8221台」新型ホンダ フィット
8位「7682台」トヨタ ルーミー
9位「7518台」トヨタ プリウス
10位「7320台」ホンダ フリード