アイドリングストップのバッテリー寿命は？警告灯がついたらどうなる？

最近の車に搭載されている、アイドリングストップ機能。これは信号待ちなどでクルマがとまったときに、自動的にエンジンを切って、発進時にまたエンジンを始動させるシステムのことです。

少し古い車であればアイドリングストップの機能が付いていないためどのような状況でもエンジンが動いていましたが、最近のアイドリングストップ機能であれば何もしなくてもクルマが自動でエンジンを入り切りしてくれるので、燃費が向上するのがメリット。ただし、バッテリーを定期的に交換する必要があるのが、デメリットです。

アイドリングストップ車のバッテリー寿命

では、アイドリングストップ車のバッテリーは、どれくらいもつのか。ディーラーなどに尋ねると通常の走行状態の車で2～3年が交換の目安だと言われます。寿命が短い！と思うかもしれませんが、これはディーラーなどの数字であって、リアルユーザーによれば5年程度は使えるようです。

燃費向上を考えれば、バッテリー交換にかかる費用を支払ってもトータルの費用は安くなるケースもありますし、逆に燃費以上にバッテリー交換コストがかさむケースもあります。例えば、ネットなどで安価な互換品のバッテリーが購入でき、自分で交換ができる場合は定期的に交換すべきですが、ディーラーに依頼するとなると高額な費用が掛かります。3年に1回のバッテリー交換をする必要があるかどうか、ちょっと考えたほうが良いでしょう。

バッテリー切れの警告灯がついたらどうなる？

では、アイドリングストップのバッテリー切れの警告灯がついたら、すぐにバッテリー交換しなくてはいけないのか？そんなことはありません。バッテリーが弱わまると、車が自動的にアイドリングストップ機能が動かないようにします。これは危険回避のためにいったん、アイドリングストップ機能を動かないようにするだけなので、走行には問題はありません。

ただしバッテリー以外の故障が原因で、電圧が下がっていることもあります。とりあえず安全なところまで走り、あとはディーラーや整備工場で検査をうけましょう。警告がついても、まだ走れるからと信号待ちをしているうちに、アイドリングストップをしていてバッテリーが上がり、再始動しなくなると大変に危険なので、

そう簡単にバッテリーが上がることはないが…

ちなみにアイドリングストップ機能がついている車は、いきなり機能停止にならないように、バッテリーの状態をチェックするセンサーがついています。このセンサーが内部抵抗や電圧・温度などをチェックするようにシステムされていて、バッテリー切れを予測。

本当にバッテリーが切れてしまう前にアイドリングストップ機能を動かないようにするスグレモノです。バッテリーが劣化してくると、アイドリングストップ機能が働かなくなったり、アイドリングストップの表示灯が点滅したりしますので、気になったら点検に出しましょう。